無農薬のコーヒーをじっくり愉しむ。
珈琲時間


西ネパールの奥地にあるグルミとアルガカンチは、1944年ネパールで初めてコーヒーの木が植えられたことで有名な所です。首都カトマンズからはとても遠く、農民の努力にも拘わらず市場が見つからず困っていました。そこで、農民、そしてその協同組合の方々と話し合いをしながら、流通を作り、村に皮むき機を導入し、日本に市場を広げる努力をしてきました。約10年前の話し合いを始めた頃は、私達も金銭的な力が無く、窓ガラスが割れ、寒い風が吹き込む夜行バスに乗り、遠距離を移動したこともありました。その甲斐あって、有機証明取得のための技術トレーニングも済み、農民一人ひとりが力をつけています。その人々の力で、さらに、安全で新鮮なスパイスを市場につなげる努力が始まっています。応援してくださる日本の消費者の存在は、彼らのやる気と自信を生み出しています。

戻り