岐阜・高山のお店を訪ねました。

世界中のゲストがネパリコーヒー飲んでいます
Rickshaw Inn インターナショナル旅籠   力車イン

代表:瀬戸山えい子
〒506-0016
岐阜県高山市末広町54
Tel:0577-32-2890
Fax:0577-32-2469
rickshaw@gix.or.jp
http://www.rickshawinn.com

 旅館経営の経験のなかった瀬戸山えい子さんが、旅人としての経験をいかしたインターナショナル旅籠「力車イン」をオープンしたのは、1994年。日本語でも英語でも通じる言葉を探して、「Rickshaw(力車) Inn」と名づけました。人任せでない旅は、自分の足で必要な情報を集めなければなりません。そうした旅を通して人は成長し、自立します。そんな旅人を応援する場所として、この旅籠を始めました。館内は古民家の建材を移築した内装で、古き良きものを大切にする日本の心が現れています。ゆったりとしたラウンジには自然に人が集い、会話も弾みます。
 ネパリ・バザーロがネパールコーヒーの輸入を始めたのも1994年。この年に、ここ「力車イン」で、瀬戸山さんとネパリ・バザーロ代表土屋春代との運命的な出会いがありました。瀬戸山さんは、その時飲んだネパールコーヒーがとてもおいしかったので、すぐにコーヒーをネパールコーヒーに切り替えました。それからもう12年がたちますが、今も変わらずネパールコーヒーを旅人に出しています。それは、理屈を超えて本当にコーヒーがおいしいからだと言います。
 宿泊客の9割は外国の方で、彼らと接すると国や性別、宗教、文化を超えて、人は皆同じだということを感じるそうです。今後もできる限り旅人と触れあい、そして旅を引き立てる道具としての宿屋でありたいと、瀬戸山さんは語ります。


クマ&ネパリグッズ&コーヒーならここ!
飛騨高山テディベアエコビレッジ
リトルベアカフェ&ショップ

館長:瀬戸山えい子 
〒506-0031 岐阜県高山市西乃一色町3-829-4
Tel:0577-37-2527 Fax:0577-37-2528
Open:10:00〜18:00(1、2月は17:00まで)
定休:4〜12月無休 1〜3月不定休
info@teddyeco.jp http://www.teddyeco.jp

 築200年の農家を再利用した店内には、愛らしいテディベアが溢れるほど並んでいます。一つひとつ表情が違い、私たちに何かを語りかけているようです。その一角にフェアトレードコーナーがあり、カフェではネパリ・バザーロのスパイスを使ったカレーやコーヒーも出しています。その他にもできるだけオーガニックにこだわったメニュー、極力ゴミの出ない食材の利用、そして分別回収の徹底など、環境にも配慮したお店作りをしています。
 その隣には、築140年の合掌造りの古民家を再生したテディベアミュージアムがあります。壮大で堂々とした合掌造りの景観とは裏腹に、中に入ると約1000体ものテディベアが迎えてくれます。アンティークのテディベアと共に、病院や警察や老人ホームなどで人の心を癒しているベアたち、森林火災防止を訴えているスモーキーベアなどが並んでいます。さらに進むと、ゴミドラゴンに勇敢に立ち向かうベアや、悲しそうな顔で汚れた地球を一生懸命拭いているベアなど、有名な作家の方々がエコロジーをテーマにして作ったテディベアが、私たちに地球環境を守ることの大切さについて強く訴えています。
 テディベアがとにかく大好きだった瀬戸山さん(力車イン代表)と、精力的に環境問題に携わっていた岡田贊三さんが、この古民家に出会ったのは1998年。その素晴らしさをもっと生かせるものはないかと考えて、ミュージアムとカフェ&ショップをオープンしました。かわいいだけでなく、自然との共生について教えてくれるテディベアたち。巨大な森のふところにある、心癒される空間をぜひ訪れてみてください。また、ネパリ・バザーロのカタログ「ベルダ」2006冬号の撮影場所としてもご協力いただきました。館内の様子がご覧いただけますので、ご期待ください。


「おいしい」に出会えるお店
風屋共同購入会

代表:杉浦基喜、杉浦正子(写真左下、左上)
〒506-0825 岐阜県高山市石浦町7-466
Tel:0577-37-2744 Fax:0577-36-0062
Open:9:00〜18:00 定休:日曜
kazeya@cpost.plala.or.jp http://www9.plala.or.jp/kazeya

 風屋共同購入会は、店舗販売と飛騨・高山市を中心とした宅配を行っています。代表を務めるのは杉浦基喜さんと正子さん。「理屈ばかりでは伝わらない、口に入った瞬間の『いいものはおいしい!』という感動を伝えていきたい」と、食品添加物・化学調味料などのごまかしがないおいしい食品、有機栽培野菜、アレルゲン除去食品、フェアトレード商品など多数取り扱っています。ホームページや、趣味で無農薬・不耕起栽培の野菜作りもする基喜さんの「実況!はたけブログ」でも食へのこだわりを感じることができます。
 共同購入会を主宰して17年、高山駅から少し離れた、静かな道沿いにお店を構えて4年目。「高山の人口は10万人ほどで、採算を合わせていくことは難しいのですが、安全、安心なものが欲しい人が口コミで伝え、広がってきました。宅配注文を頂いた方とのコミュニケーションも楽しみながら、毎週1回宅配をしています。情報や流行に左右されない“おいしい”もの、自分も、周りも“きもちいい”暮らしをこれからもお手伝いしていきたい」と朗らかに語る基喜さん。ネパリ・バザーロの商品も、入り口と店の奥のフェアトレードコーナーに置いてくださっています。風屋を通じてネパリを知った方も多いそうです。


生活を楽しくするアイテムたくさんあります
kochi(東風)

代表:東和俊、東薫
〒506-0031 岐阜県高山市西之一色町2-84
Tel&Fax:0577-35-5176
Open:10:00〜20:00 定休:木曜、第3金曜
kochi@wonder.ocn.ne.jp http://www.kochi-net.jp

 高山駅から徒歩5分ほどの通り沿いに、クラフトショップ「kochi(東風)」はあります。古民家を改装したお店は、思わず中に入りたくなるような外観でとても素敵です。店内は、飛騨で活動する木工家の作った家具やインテリア雑貨、陶磁器、キャンドル、ネパリ・バザーロの雑貨、コーヒーや紅茶など、一つひとつ手づくりのモノが並び、あたたかな空間を創りだしています。
 kochiを経営しているのは、東和俊さんと東薫さん。お二人は木工を学ぶために高山へ。その後木工の仕事に関わり、2003年秋にお店をオープンしました。ネパリ・バザーロとの出会いは約10年前のこと。薫さんの友人がアルバイトをしていた高山市内の旅籠「力車イン」で開催されていたイベント“ネパールのいちば”をたまたま訪れたことがきっかけでした。その時に購入したネパールコーヒーがおいしくて、ファンになってくださった薫さん。数年前にお母さんが愛知県東海市で喫茶&ギャラリー「茶房じゅん」をオープンする際、ネパールコーヒーを薦めてくださいました。その後自分たちのお店でも、ネパリ・バザーロの商品を扱ってくださっています。これも、ネパールコーヒーがつないだご縁です。
 「自分の足元をしっかり見つめながら、少しずつでも自分にできることをやっていきたい。そして今後も、フェアトレードに協力していきたい」と笑顔で語る薫さん。オーナーのお二人が作った、暮らしを彩る木工作品をはじめ、想いやストーリーのつまった様々な「モノ」との出会いを楽しめるお店に、ぜひ足を運んでみませんか?


衣のマクロビオティック
macrobiotiqueおかあさん

代表:野口勝義、野口千英子
〒506-0013 岐阜県高山市有楽町46SINGビル2F
Tel&Fax:0577-35-1057
Open:10:00〜18:00 定休:水曜、第2・4日曜
macrobiotique_okahsan@ybb.ne.jp

 訪れた方との絆を深めるお店「おかあさん」。お店を切り盛りする野口勝義さん、千英子さんご夫婦は、食に関心のあった娘さんからマクロビオティックを勧められ、2004年12月にお店を始めるまでになりました。勝義さん手作りの棚にはたくさんのマクロビオティック食品が並び、フェアトレード商品は服をメインに取り扱っています。いらした方とお茶を飲みながら、その人に合った食品、洋服を見つけ出してくれます。きっかけとなった食を通じて一人でも多くの人に健康でいて欲しい、世のおかあさんにも伝えていきたいという願いから「おかあさん」とお店の名前をつけました。マクロビオティックとは陰と陽の食品を組み合わせて、穀物、野菜を中心に中庸にもっていく食品のとり方だそうです。
 ネパリ・バザーロの服との出会いは、娘さんから服をもらい、今までとは違う着心地の良さに驚き、「これは何なの?」と聞いたことが始まりでした。フェアトレードの服は、以前自分が着ていた服とは違って、ほっとします。作り手の真心が、糸になり、布になり、服になり、着る人にそのやさしさを伝えます。そのことを訪れたすべての方に熱く語る千英子さん。タンスの中身を丸ごと買い換えた人もいるほどです。
 マクロビオティックは食を通して体の中から変えていくのに対して、フェアトレードの服は着ることで外から変えていく「衣のマクロビオティック」という千英子さんの言葉が、印象的でした。

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