千葉のお店紹介

アーシアンショップ
アーシアンには地球市民という意味が込められています。「地球に住む全ての人々が人間として尊重され、自立し、よい環境の中で、平和に暮らしていけること」を願って名付けられました。1991年に起こった湾岸戦争をきっかけに被災市民への支援カンパを行い、その後、継続的な交流支援を行うため、生活クラブ生協、市民ネットワーク、ワーカーズ・コレクティブの3団体を母体として1993年3月に「地球市民交流基金・EARTHIAN」を設立し、2006年NPO法人化しました。「顔と顔の見える交流」をモットーに国や文化、宗教などさまざまな違いを越えて普段から人と人とが出会える交流の場をつくり、様々な活動を行っています。主に海外交流支援(パキスタン他)、交流ツアー、学習講演会、各国料理講習会、フェアトレード商品などの販売を2店舗で行っています。

癒しの空間
アーシアンショップ柏店

店長:伊藤蓉子
〒277-0827 
千葉県柏市松葉町3-15-1 ウェルシティ2F
Tel&Fax:04-7133-3930
Open:10:30〜18:00 定休:日曜、祝日
earthian@f7.dion.ne.jp
http://www.jca.apc.org/earthian/

 1994年9月にオープンした「アーシアンショップ柏店」は千代田線北柏駅からバスで10分の緑豊かなニュータウンの中にあります。生活クラブ生協も入っているウェルシティという複合施設の2階にあり、かわいい木彫りの動物たちが出迎えてくれます。奥に入るとアジアやアフリカの手織り布の服、革のバッグや財布、さらにヘナや石けん、お香など種類が豊富です。カレー、コーヒー、紅茶などの食料品も色々あって、とても充実しています。また、フェアトレードに関する行事にも積極的に参加しています。「この地域に根付いた人と人とのつながりや輪を大切に、一つひとつの商品を丁寧にお伝えしていきたい」と語る広報担当の愛敬節子さんです。


お買い物でできる国際交流支援の場です
アーシアンショップ ちば店

店長:岩城妃佐子
〒262-0025 
千葉県千葉市花見川区花園1-20-10
Tel&Fax:043-272-7519
Open:10:00〜18:00 定休:土、日曜
earthian93@jca.apc.org
http://www.jca.apc.org/earthian/

いつも迎えてくれるお店「アーシアンショップちば店」は2001年にオープンしました。JR新検見川駅から徒歩5分の並木道沿いにあります。「アジアをベースに、情報発信とともにフェアトレードを地域に広めたい」と所狭しとたくさんの商品があふれています。中でもネパリ・バザーロのコーヒーは人気商品です。店長の岩城妃佐子さんは子どもが小学生の時、同級生の母親でチェルノブイリの子どもたちを支援しようとする人を知り、一緒に活動を始めました。その時「安全な食」についても深く考えるようになり、消費者の意識が、世界に影響していくことを学んだそうです。知っているのと知らないのとは大きく違い、「知っている人が増えること」が大事だと思い、フェアトレードのことももっと知ってもらいたいと思ってアーシアンショップを手伝うようになりました。「現地との地道な活動、お店の活動、商品、いろんなことに興味があって集まったメンバーで協力し合ってやっています」と語る岩城さん。アジア、アフリカ、中南米の風が、通り過ぎる人の足をそっと止めてくれるお店です。




こころもち前向きに、こころもちがんばる…
心もちや

代表:伊豆美保
〒260-0045 
千葉県千葉市中央区弁天2-3-16
Tel&Fax:043-255-5505
Open:11:00〜19:00 定休:水曜
http://www.kokoromochiya.com/

手仕事のぬくもりを感じるフェアトレード商品、生産者の顔の見えるオーガニック食品などが並ぶフェアトレードのお店「心もちや」はJR千葉駅東口から徒歩5分の通り沿いにあります。
 一般企業やNPOなどで働いた経験も持つ、代表の伊豆美保さんがフェアトレードと出会ったのは、8年前。たまたまタイで暮らす友人を訪ねたことがきっかけでした。訪問したタイ北部の山岳地帯は少数民族が暮らす地域。人々は主に農業で生計を立ててきましたが、貨幣経済が流入し、自給自足の暮らしを続けていくのは困難になっていました。青年海外協力隊員の友人は、出稼ぎに行かずに村で家族が共に暮らしながら現金収入を得て、生活向上や自立を図りたいという村の女性たちの願いを叶えようとグループを作り、手工芸品のワークショップなどを行っていました。少しでも応援しようと、当初お土産品として購入していた伊豆さん。しかし訪問を重ねていくうちに継続して購入するのは難しいと感じ始めました。販路がなければ村の女性たちは仕事ができない、何か方法はないかと考えていた時、フェアトレードの活動を知りました。その後フェアトレード団体でのインターンを経て、2003年にお店をオープン。現在はお店を営みながら年に数度はタイを訪問し、ワークショップ、新商品の開発、仕入れなども行っています。
 「現地の人の生活につながり、自分自身の生活も維持していける、双方にうれしい今の仕事に出会えたこと、本当に幸せです。大切なものを見失わないよう、今後も無理をせずに自分らしくマイペースにやっていきたいですね」
 伊豆さんの人柄あふれる、心が元気になれるお店をぜひ訪れてみませんか。


たくさんの情報が集まっています。
雑貨&カフェ ルバーブ

代表:カドカチェトリ順
〒283-0802 
千葉県東金市東金1407-4
Tel&Fax:0475-53-2323
Open:10:00〜20:00 定休:火曜
rhubarb@m17.alpha-net.ne.jp
http://www14.plala.or.jp/zakka-bflat/HPR/index.htm

服やアクセサリーなど各国のフェアトレード商品や自然派雑貨、作家の方々の作品が所狭しと並べられています。また、店内にあるカフェには、ネパリ・バザーロのスパイスと、地元で採れたこだわりの食材を使ったおいしいカレーをはじめ、食欲をそそられるメニューがたくさんあります。
 感激しやすく、熱い性格だという代表の順さん。「フェアトレードもそうでしたが、ピンとくる情報を得るとそのことで頭がいっぱいになり、『何かやらなくちゃ』と思ってしまいます。大きな力に虐げられている人や状況を目にすると、ふつふつと怒りが沸き、何でもできそうなエネルギーが湧いてくる気がします。その上サービス精神を発揮して、自分が知ったことはみんなに教えたくなります」という順さんの言葉どおり、「ルバーブ」は情報を求めて人が集う場所にもなっています。
 順さんの活動は幅広く、2006年3月には、高齢化社会が抱える様々なテーマ「エイジング・ハラスメント(年齢による差別)」や「老齢の性」などを盛り込んだ、浜野佐知監督の「百合祭」という映画の上演会をしました。女性学を学んでいたり、ジェンダーの問題に取り組んでいる女性たちの他、ジェンダーもフェミニズムも何も知らない女性の参加が予想外に多く、イベント終了後、パートナーとの関係について改めて考えてみる、という方もいれば、そこから「ルバーブ」の活動に興味を持ってくれた方もいました。「今回は『性』が切り口でしたが、様々な問題を、少しずつフェアトレードや人権問題などとリンクさせていきたいです」とおっしゃる順さん。地元の人はもちろん、遠方からも、遥々やってくるお客様が多い理由がよく分かりました。

暮らしにいいもの見つけた
田中惣一商店

代表:田中惣一
〒294-0054 
千葉県館山市湊417-5
Tel&Fax:0470-22-2088
Open:8:00〜19:30 正月のみ休み
more@awa.or.jp
http://boat.zero.ad.jp/~zbk23089/

「何だこれは」という不思議な空間、それが田中惣一商店です。金物屋とフェアトレードショップが合体しているのです。店に入ってすぐのショーケースには見事な包丁が、左手にはキッチン雑貨、その奥には鍬、鎌などの農具が、右手にはフェアトレード商品が並んでいます。50年ほど前、柳行李に越前打刃物を詰め込み、福井県から行商に来られた田中惣一さんが、温暖なこの地を気に入り移り住みました。店を始めて地元の方に受け入れられるまでのご苦労が、フェアトレードが認知されていく難しさと重なります。
 今では、店を切り盛りする娘の田中明美さんが「自分で使ってみてよかったと思える商品をみんなに知らせたい!」と、金物屋にちょっとずつおすすめの雑貨を置くようになりました。フェアトレード商品とはお友達のご縁で出会い「これもいい!」と扱い始めました。「まずは知ってもらわないと」と、ご近所のお客様に「貸し出し」という形でネパリ・バザーロのカタログを配って、注文を受けていらっしゃいます。惣一さん、夫の芳雄さんと3人で力を合わせて頑張っています。
 一見関係の無いように見える農具とフェアトレード商品ですが、その土地にあったもの、使う人の作業のしやすさを考えて、お客様といろいろ相談しながら買っていただく農具と、商品の背景やストーリーを話しながら買っていただくフェアトレード商品は、お客様との接し方や、手作りでこだわりのある点などが、とても似ているそうです。「今まで自分が勉強してきたことを、皆さんに伝えていく役目が来たのかも」と語る明美さん。毎日の充実っぷりがお顔にはっきりと出ていらっしゃいました。


まちの縁側&寺小屋
かぼ茶の芽

代表:荒井恵美
〒272-0813 
千葉県市川市中山2-4-12
(中山法華経寺境内)
Tel&Fax:047-336-2078
Open:11:00〜18:00 定休:水曜

JR下総中山駅から徒歩10分ほどのお寺の境内に、手作りの看板が目印のお店『かぼ茶の芽』はあります。店内は手前に箱店スペースがあり地元の方が作った手づくりの商品が充実し、その奥にはいつも地元の人が集まり、1Fはほっとくつろげる空間、2Fは教えあいの貸しスペースの寺小屋へと続きます。
 『かぼ茶の芽』は、法人化前に「かぼちゃの会」としてカンボジアの子どもたちの支援から始まった「NPO法人かぼちゃ」が母体となり、数名のメンバーが交代で運営しているお店です。「かぼちゃ」という名前は、カンボジアにルーツのあるかぼちゃに由来しています。代表を務める荒井恵美さんは、もともと福祉関係の仕事をしていましたが、女性の起業セミナーに参加したことから、ワーカーズコレクティブ「かぼちゃ」を立ち上げることになりました。最初はリサイクルショップからのスタートでしたが、様々な出会いから、やがてフェアトレードにもつながりました。ネパリ・バザーロとは、ネパールコーヒーを飲んで「おいしい!」と感じたことがきっかけでお付き合いが始まりました。お店の喫茶スペースでも出してくださっており、お客様の中にもファンが大勢います。
 「かぼ茶の芽のコンセプトは、あったらいいなのお店。人、知恵、モノの交差点であり、出会いの場です。最近は障害を持つメンバーも働けるような取り組みも行っています。これからも集まる人みんなが元気になれる、人と人がつながる場所を作っていきたい」と荒井さん。いつまでもいたくなる居心地のよい空間には今日もたくさんの人が集まり、楽しい時間が紡ぎ出されています。


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