自然と歩む 
ネパリ・バザーロの服作り

紡ぐ人、織る人、染める人、縫う人、そして着る人
すべてを一つに。



植物の葉っぱや皮や根っこなどは、同じ染料でも
採れた時期や植物の成長条件によって色が違います。
さらに、染める時の水に含まれる鉄分の量や
雲の動きによる日差しの変化など
本当に些細なことで、違う色が生まれます。
手織りの布を染めると、織りがゆるいところは濃く、
きついところは薄く、横縞のようになって染め上がります。

均一なものを求めることによって、
水やエネルギーを大量に使うのではなく
その時々に自然から贈られた美しさを受け入れ
草木の持つ美しさ、心地良さを享受して、
ネパールでも見直されつつある伝統的な草木染めを
楽しんで頂けたら幸いです。

また、生成りの生地の表面についている黒っぽい粒々は、
コットンの中に残ってしまった種の殻や、葉や茎のかけらなどです。
どうしても全てを取り除くことができずに、
糸を紡ぐときに混入してしまいます。
この粒々は、漂白したり、化学薬品を使用していない、安全の証です。  


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