ネパールのこぼれ話
ネパールってどんな国だろう。
人々の生活や村の様子をレポートします。

紅茶農園のオレンジのこと


オレンジピールの生産地でもある、カンチャンジャンガ農園とネパリ・バザーロは紅茶の輸入を通して長いお付き合いがあります。農園で、紅茶の畑を見て周る時には、水筒代わりにオレンジをいっぱい袋に詰めて持っていきます。車が故障するとみんなで、待ち時間にオレンジを食べて、ひとつ難所を登りきったら食べて。急な山道もオレンジはしっかり持って登ります。

 村には、たくさんのオレンジの木があって、鳥と村人が食べても食べきれないぐらいです。収穫されなかったオレンジは下へ落ちて、また来年の養分になっていきます。皮をむくとしぶきが上がって、そのみずみずしさにびっくりしました。果汁がたれてくるほど新鮮なので、食べ終わる頃には、手がべたべたになるのが、ちょっと大変なところ。首都カトマンズでは味わえない濃厚な甘い味です。そんなカンチャンジャンガのオレンジから、おいしさの詰まったオレンジピールができました。


オレンジを村から町へ売りに来ます。スタジアムのそばで。
その日はサッカーの試合で賑わっていました。



カンチャンジャンガ農園は水のきれいな山の中にあります。



子どもたちも大好きなオレンジ。日本のみかんと、オレンジの中間のような感じです。



これはまだ収穫には早いオレンジなのですが、訪ねた私たちのために特別に摘んでくれました。
青いけど、おいしかった。


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