三重県のお店紹介 その2



vol.3  フェア・トレードコーナー 抱(はぐみ)

     


代表:石井 りか

〒510-0241 三重県鈴鹿市白子駅前18-15すずかのぶどう情報雑貨店内 Tel&Fax:059-387-0767 Open:9:30〜18:00 定休:土日曜・祝日 http://www.budou.gr.jp/budou@mecha.ne.jp

    近鉄白子駅西商店街を少し歩くと、「特定非営利活動法人市民ネットワークすずかのぶどう 情報雑貨店」
   の看板。2001年9月にオープンした市民活動を支援するフリースペースです。交流サロン、会合、イベント、
   活動拠点など市民グループが自由に活用できる空間です。2004年にNPO法人をとりました。各団体の資料、
   ポスターなどの情報が並び、福祉作業所の自主製品なども展示販売しています。その一角がフェアトレード
   コーナー抱です。「はぐみ」と読みます。英語の〈hug me〉と音も意味も同じです。モノを買うだけの「消費」から、
   どこで、だれが、どうやって、つくったものなのかを理解することで、生産者の自立と環境保護の「支援」に参加し、
   生産者との絆を感じてもらえるようにと、フェアトレード商品を販売しています。

   運営しているのは石井りかさん。フェアトレードを知ったのは15年ほど前です。興味を持ったものの、
  そのころは資料も少なく、鈴鹿国際交流協会主催の勉強会に参加しました。講師に招いたフェアトレード
  ショップの店長から「鈴鹿でフェアトレードをやっている人がいないなら、あなたがやればいい。
  知っている人が少ないということは開拓の余地があるということ」と背中を押されました。それまでは、
  国際協力は現地に行かないとできないと思っていましたが、考える角度を変えれば、仕事をしながら
  でも、日本にいてもできる活動があるのだと気付き、コーナーを開くことにしました。別の仕事を
  もつ石井さんは、夕方に抱に来て、フェアトレードの話を語り、休日には公共施設のホールやバザー
  に出かけて展示販売をしています。
   他の目的で訪れた人が、ここで飲んだネパリのコーヒーをきっかけに関心をもったり、遠くから
  わざわざ車で買いに来てくれたり、鈴鹿の町にフェアトレードの波が広がっていっています。


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