伝統の素焼き〜エベレスト・ポッタリー EVEREST POTTERY

 素焼きのペーパーホルダーを生産しているのは、首都カトマンズ近郊の古都、ティミにある、「エベレスト・ポッタリー」という工房です。ティミは、日常生活に欠かせなかった素焼きの水がめや鍋の生産で有名な町でしたが、現在ではステンレスなどの食器におされ、生産が下火になっています。
この工房を支えるシバ・シャンカール・プラジャバティさんは、ネワール族の焼き物を生業とするカースト出身で、ペーパーホルダーやお香立てのような新しいタイプの製品づくりや、素焼きの食器類を国内のホテルに供給するなどして、販路の拡大に努めています。働く人も9人までに増え、間借りだった工房も、一戸建てに移すことができました。シバさんは更に良質の製品作りを学びたいと意欲的です。

戻り