ネパリ・バザーロ 開発教育への取り組み ―チョコレートゲーム―

 チョコレートゲームはイギリスの開発教育団体で作られ、日本語版がなく、まず日本語に翻訳することから始めました。大変な作業でした。家の様式や生活習慣ひとつとっても、イギリスのことが分っていないと訳せません。分担して訳したのを、ひとつにまとめるのも大変!同じ単語でも、訳が一人一人違い、いざ統一してリハーサルを行ってみると、またおかしなところが出てくる始末。
 これを乗り越えての本番です。各グループが、チョコレート業界に携わっている各国の各家族という設定。生産者から会社の社長まで身分はさまざまです。イギリスでもブラジルでも、どこの国でも「上」の人にお金が集まり、貧富の差が開いてゲーム終了。日本人向けに設定を変えてはどうか、ゲーム性がもっとあるといい、フェアトレードをもっと表に出してもいいのでは・・・。参加者の方々には、グローバルな製品の動きと人々の生活への影響を知って頂き、フェアトレードの必要性を考えるよいきっかけとなったようです。皆様の声を反映した、新しいチョコレートゲームをいつかやりたいですね。

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