活動トピックス


◆ 木村雄二医師が来所!

 4月12日、ネパリ・バザーロの事務所に木村雄二医師が来所されました。ネパール好きの先生のこと、目的はコーヒーの購入でしたが、合わせて、ネパールのUMNパタン病院で3年半、知珂子夫人とご活躍された模様をスライドをまじえながらお話下さいました。病理学の立場から、検査機器、検査のご苦労話、日本では見られなくなった結核菌のこと、生活習慣からくるネパールの女性たちの仕事の姿勢が体に悪影響があることなどなど。「女性のこの厳しい状況が変わって欲しい、女性の生活が変わらなければ、この国は変わらない」というお言葉には、その改善の道の厳しさを強く感じさせられました。この6月24日から、またネパールへ知珂子さんとともに赴任されます。お元気にご活躍されることを心から願っています。

レポーター:土屋完二


◆ 第1回フェアトレード学習会開かる!

5月18日、事務所に近い本郷地区センターの会議室で、「開発と女性の視点から見たフェアトレード」と題して、曹洞宗国際ボランテイア会の澤元真由美さん(企画調査室)からタイ北部山岳民族の村での調査活動の状況を中心にお話を聞きました。
当日は、メンバーの知合いを含めて18人の方が参加されました。
昨年の9月と11月の2回に渡り、タイ北部パヤオの山岳民族「モン」の村へ調査に入り、クラフトを作る上での生産者の立場・女性の負担・村人の生活の変化等にどのような効果があったかを、インタビュー調査しました。
その中で、一夫多妻制に精神的苦痛を感じ離婚した女性がクラフトの仕事によって今までに比べ、肉体的に負担の少なく、子供の養育がし易い生活になった例もありました。
また、クラフトに参加している約30人の女性達が月1回のミーテイングを通して生き生きとした発言をするようになり、お互いの情報を交換したりと学習の場にも精神的な拠所にもなっている、とのことです。

レポーター:大野達雄

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