公開学習会
「カンチャンジャンガ紅茶農園とその社会への貢献」

  参加頂いたお店の皆様から

(編集部)


 当日、セミナー後のアンケートや、交流会でのご感想、その後、参加された方々からのお便りなども頂きましたので、ここでご紹介させていただきたいと思います。

*「オゾン」杉本皓子様(名古屋)
こんにちは、いつもありがとうございます。一昨日2月24日は充実した1日をおかげさまで持つことが出来ました。セミナーや交流会のあい間にも春代代表からたくさんことを教えていただきました。昨年11月に伺った時から心の清らかな方だという印象を受けていましたが、今回はスタッフやボランティアの皆さんの静かな中にも固い意気込みが伝わってきました。フェアトレードの心髄が共に働くことで貧困を解決していくプロセスにあることを納得しました。本当にありがとう。今後ともよろしくお願い致します。
* 「風'S」土井ゆき子様(名古屋)
試食のお料理を作ってくださってありがとう。一本筋の通った生き方、全体を見通した生き方を理解することができて、参加した甲斐がありました。
* 「レイコ企画」田中麗子様(西多摩)
飽きない様に商いを続けて行きたい。みんなの元気を頂きました。3月に予定しているネパールフェア頑張ります!
* 他のお店の方からも多数のお声を頂きました。
ひとりでお店をしていると迷いがなかなか拭い去れないところがありましたが、ここにきて、元気をもらえました。仲間と交流してよかった!等など。

セミナーアンケート回答集より

<講演はいかがでしたか>
* 「バオバブ」横山喜美枝様(厚木)
女性にこそ教育が必要、というディリーさんの言葉を聞いて、おなかに響いた。
* 「和らく」小川いくみ様(福岡)
分かりやすくて参加してよかった。お金が貧しい人にまで届いていないのに対して、自然が多い環境を壊さない農法で仕事を通し生活向上できる紅茶を、もっと多くの人に勧めていくことができれば、お互いに楽しくなり、明るい未来に期待できてうれしいです。
---その他ご感想---
* マオイストの話が大変興味深かった。これからネパールという国家がどうなって行くのか注目して行きたい。
* マサラティーに惹かれて参加しましたが、素人の私にもとてもわかりやすくてよかったです。フェアトレードが今後もうまく行きますように。人身売買がなくなりますように。
* 有機農業、紅茶栽培について、又、フェアトレードでの収入の使われ方がちゃんとしてると分かりました。有機農法は私たちにとっても良いことと思います。

<ディリーさんへのメッセージ>
* 「オゾン」杉本皓子様(名古屋)
私たちの政府ひいては私たちの税金が、ネパールの高級官僚に役立っていると思うと本当に腹が立ちます。政治の混乱はネパールだけでなく、日本もそうだとお話を聞きながら感じました。だから、フェアトレードが必要なのですね。
*「和らく」小川いくみ様(福岡)
頑張って美味しい紅茶を作ってください。頑張って多くの方にすばらしい紅茶を広めて行きます。そして最後に話された、女性への教育支援はすばらしいことだと思います。

<フェアトレードについてどう感じたか>
* 「オゾン」杉本皓子様(名古屋)
政府のお金の使途が不透明なのに比べ、透明性と信頼を大切にしたつきあいだとディリーさんの話を聞き、納得しました。ありがとう。
* 「和らく」小川いくみ様(福岡)
フェアトレード商品を多くの方にお知らせして行きたいです。


<その他の出来事から>

ディリーさんと小田原のお茶栽培農家を訪ねて

 滞在日数の少ない忙しいディリーさん。日本のお茶栽培をどうしても見たいとの要望を実現するため、小田原市の「ちえのわハウス」和田さんに紹介のお願いをして、お付き合いのある生産者、佐藤さんのお茶農園を訪問しました。
 有機栽培の難しさを語る佐藤さん。土の匂いをかぐディリーさん。お互いに生産者としての連帯感を持ったようです。
 その帰り、以前から連れて行きたいと思ったという、ネパール人が経営するインド料理店を訪ねてみました。その人達は、コーヒーの産地、グルミの出身。疑い深そうに距離を取っていた彼らに、ディリーさんがフェアトレードでグルミからコーヒーを輸入している活動を説明。私たちの活動に驚き、ネパールで紹介された私たちに関する記事を見せたりするうちに皆熱くなって来ました。
 彼らが村にいた頃は、コーヒーの市場がまったく無く生活が大変だったこと、その頃に私たちと知り合っていたら、村で生活していただろうことなど。本音ではどう感じたのだろうか、と思っていると、厨房で、「あの人達、すごい活動してるよ」と話す声が聞こえました。そして帰りは熱い握手に変わっていました。
 「ちえのわハウス」さんにとって、フェアトレードのお店に日々立ってお客様の接待をしている立場で、このような声や反応を直接聞けたことは、実感としてフェアトレードの必要性が理解できて大変良かったとのことでした。フェアトレードがビジネスだけではなく、如何に社会に貢献しているかを実感した時でもありました。

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