育っていく子ども達
魚谷早苗

◆チルドレンズホーム
 ビシュヌさんのホームは、新たに4人の子どもを迎え53名になりました。昨春10年生を修了した4名の女の子たちは、一人は以前から決まっていた教師と結婚。500名以上が集まる盛大な式だったそうです。あとの3人は無事SLC(全国共通検定試験)に合格し、2人は別のチルドレンズホームに就職。残りの1人はホームに暮しながらカレッジに通っています。来春は10年生修了の子はいませんが、その次の年からは毎年数名が10年を修了していくので、その進路に心配の耐えないビシュヌさんです。

◆アルジュンさん、レベッカさん
 そのチルドレンズホームを以前に独立し、兄妹で暮しているアルジュンさんとレベッカさんにも会いました。アルジュンさんの仕事も順調で、学費支援しているキャンパスも2年目になりました。レベッカさんのカレッジはこの春で修了となり、その後はヴォイストレーニングに通いながら仕事を見つける予定です。

◆ブワン君
 10年前に学費支援を始めたブワン君も、この春に10年生を修了することになりました。今回の訪問で、残りの学費と宿舎費用を払い、私たちの支援も終了です。今後は4月のSLC受験に向けて猛勉強です。結果発表は7月頃になりますので、一度西ネパールの母親の村へ帰って、進路を考えるそうです。結果を必ず知らせてくれるようにお願いし、成功を祈ってお別れしました。

◆サンギータさん    (写真:本ページ右上参照)
 スタンプ職人シディマンさんの娘サンギータさんは、私たちの支援による看護学校予備校を修了し、カレッジ(成績優秀のため無料)以外は、看護学校の試験勉強に費やす毎日です。家に伺ったちょうど翌日から公立の看護学校の入学願書配布が始まります。市内の看護学校のうち、実技の授業に優れているという一番難しい学校に挑戦する予定です。定員は40名。難関ですが就職にも有利です。10週間の予備校通いで、現役の看護婦からも授業を受け、看護婦という仕事のイメージも出来てきたようで、2月末の試験に向けて張り切る思いが、こちらにも強く伝わってきました。