現地とつながる
「絵本プロジェクト」
矢島万知子

 4月18日、ネパリ・バザーロのスタッフが滞在するカトマンズのホテルに、レプチャフォーラムのランさん、絵本プロジェクトの作者サパナさんを迎え、プロジェクトに関するミーティングが開かれました。ランさんは、イラムのフィッカルでレプチャの人々の地位向上を目指すレプチャフォーラムの運営に携わり、またサパナさんの民話収集に協力をしています。また、同席したランさんの親戚の学生、ビルさんからもレプチャの人々の暮らしについて話を聞きました。













話し合われたことは以下のとおりです。

1・教育支援
レプチャの人々は経済的に厳しい状況にあり、子どもたちの就学率も低いことから、彼らの生活と地位向上のために、このプロジェクト発足の趣旨でもある教育支援も重要です。まず今年度は、14名のレプチャの子どもたちに奨学金を出しました。また、これからさらに支援を広げていくための資料作りをフォ−ラムに依頼しました。
2・レプチャ語の古書保存の支援
レプチャ語で書かれた書物が、年月と共に古くなり、早急な対応が必要とされています。私たちは、これらの書き写し、複写のためにかかる費用を支援します。
3・インドのレプチャの人々との交流を支援
インドのシッキム地方に住むレプチャの人々は、自らの民族への意識が高く、研究も進んでいます。これらの人々との交流が、イラムに住むレプチャの人々の民族への誇りを高めることにつながるのではないかと考え、ネパリ・バザーロは旅費などを支援します。
4、レプチャに関する図書の収集
レプチャについての図書、学術調査書などの収集もこのプロジェクトの目的です。

 この日、第1作目「大空へのみち」を含む、レプチャに関して書かれた書物9冊がフォーラムに寄贈されました。
  
エドモンドさん来日
 第2作目より、英語訳の校正・編集でプロジェクトに協力していただいている、アメリカヴァージニア州在住のエドモンドさんが9月末に来日。短い日程ながら交流をもち、プロジェクトに対する理解を深めていただきました。これからまた一層の協力を得て、プロジェクトを進めていきたいと思います。