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ワンコインコンサート

2005年2月6日(日)、地球市民かながわプラザで第6回ワンコインコンサートが開催されました。このチャリティーコンサートは、ネパールのカンチャンジャンガ紅茶農園で働く人の子どもたちへの学費支援のために、県立神奈川総合高校の生徒有志が年1回行っている歌や劇、ダンスなどの催しです。そこでネパリ・バザーロはワンコインコンサート元スタッフと協力してファッションショーを行いました。大きなスクリーンにネパールの写真が映し出され、2005年春夏のテーマでもあった手紡ぎの服が次々に登場しました。合間には手紡ぎの服の物語が朗読され、最後にはシンガーソングライターのなかむらまきこさんと共に「トマト」という歌を歌いました。なかむらさんは、ご自身のコンサートでネパリ・バザーロの紅茶をお客様に配ってフェアトレードへの理解を広めようとしている方です。
 オリジナルの劇では、高校生が作ったアニメーション、紅茶農園やハンディクラフトの生産者の写真も交え、フェアトレードが分かりやすく説明されていました。ワンコインコンサートとネパリ・バザーロのつながりが、よりいっそう深く感じられる劇となっていました。
 また、ネパールへ訪問したワンコインコンサート元スタッフ勝俣あやさんと谷村夏美さん、ネパリ・バザーロ副代表の丑久保完二によるカンチャンジャンガ紅茶農園のお話では、紅茶農園の様子や現状、これからの課題などが写真と共に報告され、来ていただいた方に支援先の紅茶農園の様子が今までよりも分かりやすく伝わったのではないかと思いました。
 ワンコインコンサートでカンチャンジャンガ紅茶農園の支援を始めて4年目。今まで以上に「ネパリ・バザーロ」「フェアトレード」というキーワードがたくさん登場し、何に向けての支援なのか、どういう支援なのかが明解に表れているチャリティーコンサートとなりました。この支援は、紅茶農園の人達にとっても、高校生にとっても、ただの支援ではなく、誇りとなっていることを強く感じました。

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