金沢・富山のフェアトレードのお店

みんなで楽しくフェアトレード  アジール 


2004年7月にオープンした、フェアトレードショップ「アジール」。店内はフェアトレードの衣料品、雑貨、食品などが充実し、フェアトレード・コーヒーのいい香りが漂う、なごめる空間です。どんな方でも気軽に入って楽しんで頂けるようにバリアフリーになっていたり、フェアトレードのビーズを使って手作りのアクセサリーを作れるコーナーがあったりと、細やかな心遣いが伝わってきます。カウンター席では、フェアトレードの素材を使ったカレー、ケーキ、コーヒーなども味わえます。
代表の中谷さんがフェアトレードの活動を始めたのは19年前。知り合いを通じて「フェアトレード」の存在を知りました。その後フェアトレードに共感する仲間達と一緒に、色々なイベントで、途上国の手作り商品の販売、地球上の様々な問題、ここ数年は多文化共生を伝えるイベントを開催するなど、長年メッセージを発信し続けてきました。念願かなってオープンしたお店は、仲間達と協力しながら運営をしています。毎日多くの人が訪れ、お客様が来ない日は一日もないそうです。きっとそれはお店のスタッフの皆さんから醸し出される、楽しくなごやかな雰囲気に惹かれてくる方が多いからでしょう。ここは、手作り品の温かみに触れながら、無農薬の紅茶やコーヒーを味わい、色々な国の人々の生活や文化について話し合ったり、触れ合ったりできる、素敵なコミュニティー空間なのです。
 「今後もフェアトレード商品の販売や、様々な活動を通じて、途上国の国々の実情や背景を伝えていきたい」と中谷さん。明るくおおらかに話す中にも、強い想いを感じました。一度訪れたら時間を忘れてくつろいでしまうようなこの空間から、フェアトレードの輪が着実に広まっていることを感じました。

〒920-0333石川県金沢市無量寺3丁目80
п彦AX:076-268-0528

基本は同じ!顔の見えるデリとフェアトレード品  コミュニティー・トレード al(アル) 

「コミュニティー・トレードal」は、フェアトレード品の他に、NGOグッズ、福祉作業所の手作り品などを扱う専門店です。それぞれの商品はお洒落にディスプレイされ、商品の背景やストーリーが分かるポップも充実し、店内のどこを見ても様々なメッセージが伝わってきます。
 代表の葛葉さんは大学卒業後、3年間幼稚園に勤めた後に約2年間、世界の国々をまわり、自分ができることを模索していました。中でもフィリピンの児童施設を訪れ、日本の経済の犠牲になっている人たちがいること、日本の援助によって現地の人々の暮らしがさらに困難な状況に追い込まれる例があること、厳しい状況の中でも子どもたちが自立してきちんと暮らしていこうとしている姿に驚き、現地での様々な経験から、1997年に「モノの背景を知ることで自分達の足元の暮らしを見直すきっかけにする」という趣旨のもと、「フェアトレードくらぶ金沢」を立ち上げました。「コミュニティー・トレードal」は、くらぶの販売部門が独立してできたショップで、「経済的に苦しい国の人々の自立を支援したい」という想いから、くらぶとは姉妹組織として協力し、定期的な勉強会やイベントなどの開催、ニュースレターの発行などの取り組みを通じて、メッセージを発信し続けています。
2005年9月、長年の夢であった「デリカフェ」をオープンしました。地元で採れた新鮮な野菜や穀物を使い、素材を活かした優しい味の充実したメニューが好評で、たくさんの方がいらしています。メニューの一つに、ネパールカレーも出してくださっています。店内の壁のペンキ塗りや床張りなどはすべて自分達で行い、家具まで手作り。美味しい食べ物を通じて地球や人との繋がりを感じ、さらにフェアトレード商品のお買い物も楽しめる、とても居心地の良い空間です。スタッフの皆さんの温かい人柄が伝わってくるような心和む空間を、あなたもぜひ訪れてみませんか?

〒921-8815石川県石川郡野々市町本町2-1-24自然食品「のっぽくん」内
п彦AX:076-246-0617

自家焙煎コーヒー豆と自然食品の店  エコーレ新川原店  

おしゃれな外観が印象的な「エコーレ」に一歩入ると、挽きたてのコーヒーの良い香りに包まれます。あたたかい雰囲気の店内には、オーガニックフードやフェアトレードの雑貨などが並び、奥のカウンターとテーブル席では店内に流れるジャズを聴きながら、美味しいコーヒーをゆったりと味わうことができます。コーヒーは生豆から欠点豆を手作業で取り除き、直火式で焙煎。それぞれの豆の特徴を引き出しながら、浅煎りから深煎りまで、香り良い豆を常時30種類以上そろえています。そのうち10種類はフェアトレードやオーガニックのもの。豆を購入する際に容器を持参すれば豆を5%増量するなどの環境に配慮したサービスも実施しています。
もともと自然食品店をやっていたお二人が、今のような自家焙煎コーヒー店を始めたのは約10年前。食の安全に対して関心を持ち、コーヒー好きがきっかけで、コーヒーを生産する環境や輸入をめぐる南北問題の存在を知りました。そこからフェアトレードに出会いました。
 「私達がやっているのはそれぞれの豆の個性に合わせて、美味しさを引き出す仕事。人に個性があるようにコーヒーの種類も様々なものがあって、それぞれの好みに合わせて焙煎したものの中から、気に入ったコーヒーを見つけてもらえたら嬉しい!今後、そういうコーヒーを提供していきたいし、一杯のコーヒーを通じて、生産地や生産者のことに関心を持つきっかけに繋がればいいな」と真澄美さん。作る人と味わう人を繋ぐ、新鮮で美味しいコーヒーが味わえるお店「エコーレ」でほっと一息してみませんか?

〒930-0024富山県富山市新川原町4-14
п彦AX:076-433-3110

シュタイナー・ホメオパシー・EM製品も充実  グレーパリィ 

富山市内から車で約40分走った山の道中に、フェアトレードショップ「グレーパリィ」はあります。店名は本業のブドウ園から名付けられました。お店の裏にブドウ畑が広がり、鳥のさえずりが聞こえる豊かな自然環境です。店内にはフェアトレード商品を始め、アジアの衣料品、自然食品、石けんなどが充実し、幅広い年齢層のお客様がいらっしゃいます。1998年11月からフェアトレード商品を扱い始めて7年。お店を始めたのは、代表の松浦さんがインドに行ったことがきっかけでした。
「約10年前に初めて南インドを旅した時、バスに乗って移動している道中で様々な光景を目にしました。路上に寝ている人、終戦直後みたいなバラックなどの光景。目にするものすべてがカルチャーショックで、飛行機で十数時間の日本では贅沢三昧の豊かな暮らしをしている一方で、この人達はなぜこんなに貧しいのだろう!と、口に出せないくらいのショックを受けました。何かしなくては、自分には何ができるのだろう、とずっと考え様々な本を読んでいた時にフェアトレードの存在を知り、本業のブドウ園の直売所の空いている期間を利用してフェアトレード商品を販売できるのではないかと考え、仕入れを始めました。当初は接客も苦手だし、難しいと思えることもあったけれど、でも途上国のためには何かしたい。自分がお店をやることによってフェアトレードという言葉が広まっていったら、貧困問題もどうにかなるのではないか。今後もブドウ園と両立しながら、想いを伝えていきたい」と松浦さん。来店されていたお客様からは「日頃の忙しさや日々の生活に流されてしまいがちだけれど、ここに来てフェアトレードの商品を見てお話を聞けることがうれしい」と伺い、お店を通じて着実に想いが届いているのだな、と感じました。美味しいブドウも並ぶ魅力あるお店をぜひ訪れてみてください!

〒939-1415富山県砺波市池原781
п彦AX:0763-37-1636

エスニック雑貨とフェアトレードのお店  ふぉるくろーれ 

JR富山駅からバスで数分ほどのところに、フェアトレードショップ「ふぉるくろーれ」はあります。店内は赤い大きな番傘を中心に、様々な国のフェアトレードの衣類、雑貨、食品やアジアの小物などがディスプレイされ、アジアの雰囲気が漂う心地よい不思議な空間が広がっています。
代表の若林さんは雑貨と旅行が好きで、かわいい雑貨を探しにアジアの国々をよく訪れていました。行く先々で貧富の差を感じ、何かしなくてはと思っていた頃にフェアトレードの存在を知りました。当時勤めていた会社を辞め、旅行好きの友人と5年前にチャレンジショップとしてお店をオープンし、現在の場所に移ってから約2年になります。最近はお店だけでなく、学校関係の開発教育ワークショップ、周囲のフェアトレードショップと協力したイベント開催など、様々な活動を通じてフェアトレードを広めています。
「オープンした頃と比べ、フェアトレードが着実に浸透していることを感じます。リピーターのお客様も増え、フェアトレードを研究する若い世代も来店するようになりました。自分達のペースでゆっくり続けていけば、もっと広がっていくのではないかと思います。先の話になるかもしれないけれど、いつかフェアトレード商品の開発もやってみたい」と語る若林さん。様々なストーリーが詰まった商品のお買い物を楽しみに、いらしてみてはいかがでしょうか?

〒930-0067富山県富山市越前町3-1
п彦AX:076-420-7646

安心・本物・宅配ショッピング  有限会社みどり共同購入会 

みどり共同購入会は富山、石川などを中心に宅配を行っている共同購入会で、ネパリ・バザーロの商品を含め、フェアトレードの取り組みも行っています。
「日々悪化する地球環境の汚染、国内の一次産業の衰退、先進国と第三世界の富の不公正など、現在の社会は様々な難しい問題が起こっています。私たちは事業の形として会社組織にしていますが、これを市民事業と位置づけています。市民事業とは営利のみを目的とした会社ではなく、ボランティアだけの組織でもない、専従職員が仕事としてほどほどに食べていける、社会貢献を目指した事業のことです。私たちはそうした事業形態をとりながら、皆さんと共に商品を通して問題解決の提案をさせて頂きたいと思っています。また、食や環境などに関わる市民団体の方々と共に、『物』の流れを超えたネットワーク作りを進めていきます」
始めた頃と比べると時代が変化し、共同体での繋がりは薄れ、個人で購入する方も増えてきているとのこと。「時代は変わっても初心を忘れずに、食の安全はもちろん、地元の無農薬栽培の野菜、フェアトレード商品の取り扱いなど、横のネットワークと繋がりながら、より豊かな社会創りを目指していきたい」と代表の後田さん。これからも安心・安全で美味しく、顔の見える品々と一緒に想いも届けたい、という気持ちが伝わってくるお話でした。

〒939-8075富山県富山市今泉335番地
пF076-493-6261 FAX:076-493-6260

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