《沖縄愛楽園を訪ねました》

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「らい予防法」に対しての
腹の底から沸き上がってくる
怒りというものがあります

「らい予防法」があって
私たちハンセン病療養所に
隔離されたものが
どういう思いで
どういう状況で
生きてきたのかということを
まずは話したいんです
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愛楽園を訪ね、その怒りのほんの一端に触れさせて頂き、それ以上に、これまできちんと知ろうとしていなかった自分に怒りを感じました。

説明してくださった学芸員の方の言葉が心にずっと残っています。
「回復者の方々の多くは、いまだに元患者であったことを隠して生きています。社会が、あなたたちが彼らに嘘をつかせ続けているんです」

3枚目の写真は、沖縄地上戦から逃れるため患者の方々が掘った壕です。昔は海底だったこの地は、貝殻がぎっしり詰まった地層で、とても固く鋭く、多くの方が怪我をされたそうです。それでも徴兵されなかった若者たちは「自分も戦争の役に立ちたい」と率先して掘ったそうです。

療養所内には納骨堂がありました。亡くなっても故郷に帰ることができなかったたくさんの方々の魂。
「社会が、私たちが、未だ排除し続けています。平和って何ですか?」
(2018.2.10)

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