過去の津波状況

今回、多くの被害をもたらした東日本大震災、当初のマスコミ報道では、1000年に一度という情報でもありましたが、明治29年にも、そして、昭和8年、昭和35年にも、同様な大きな津波が来て、多くの人の命を奪い、家屋が流されています。福島原子力発電所の設計想定津波は6メートル。しかし、明治の大津波でも14メートルから20メートルの波が襲い、狭まった土地状況では、50メートルにまで達した、という報告があります。今回の人々の声にも、浜が迫っていた、ということは、専門家であれば、大地震、それが、今回の規模になり得ることも判っていたのではと思えるようです。
参考文献:吉村昭著 三陸海岸大津波 文藝春秋 (明治以後の三陸を襲った大津波の貴重な証言、記録を発掘)

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