釜石へ#2 (4/20)

石巻、栗原を訪問して、翌日、釜石へ。峠越えは、昨日降った雪で一面の雪野原。昨日は、この峠を越えられず、自衛隊の車などが立ち往生したそうです。そして、釜石市栗林町、根浜海岸、大槌町を通り、釜石へ。栗林町の川沿いは、以前同様、まだひどい状態のまま。それでも、残った家の人々は、なんとか庭も綺麗にして生活が始まっていました。根浜海岸付近は、大槌同様にもっとも酷い状態で、今でも通行注意となっています。地盤が下がり、海が迫って、波が道路にあがってくる状態で、浜はどこにいったのか、という程です。両石近隣の小学校では、3階に車が突き刺さったままでした。大槌は、まだ、水が入ったまま。通過する道路は、土を入れて通れるように高くしています。まだまだ、酷い状態ですが、ここでは、行政が良く機能していて、避難所から仮設住宅に入る際には、ふとんなどの生活セットも付く、住民相談への対応も充実していました。ボランティア受け入れも、組織的に機能しています。仮設住宅に入れない場合など、今後、課題はあるものの、現状は、見守ることで、今でも応援を待っている石巻に暫らく力を注ぐことで進めて参ります。避難所は、大只越の集会所(40人から現在19人に)と、仙寿院(90人から現在60人)を回りました。大只越集会所で選択物を干す被災者の方が声をかけてくれました。先日の炊き出しの際に、私たちが雪が降り出したため、急ぎ帰えらざるを得なかったことを覚えていらっしゃって、「カレー、豚汁、美味しかったですよ」と。これから、仮設住宅へと移っていかれると思いますが、早く、元の生活になることを願わずにはいられませんでした。湾岸部に建つグランドホテルを避難所変わりに仮設住宅を待つ皆さんの所は、発電機が設置され、電気が来ていました。

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