《キサンファンデーションへ ネパール7日目》

タライ平野のインド国境付近で暮らす、少数民族・キサンの人々。ネパール全土でわずか1750人。支援を始めた当初はトイレもないのが普通でした。
キサンファンデーションでは、若者たち自身が中心となり、生活向上のために活動しています。私たちは、奨学金支援を中心に設備投資などの支援をしてきました。
今回は15人ほどの奨学生の女性たちが集まってくださいました。皆口を揃えて、この奨学金がなかったら進学できるなんて考えたこともなかったといいます。
生活が厳しく、学業に専念できないため学力が伸びず、また身近にモデルがいないため、将来どのような選択肢があるか真剣に考えられないのが現実ですが、そんな中で准看護コースに進んだギタさんとディーパさん。6ヶ月の実地研修と試験を終えて、今は結果待ちです。「手術に立ちあい、傷口を縫ったりしました。最初はとても大変でしたが、半年で経験を重ね、少しずつできるようになりました」と。皆の視線が、一気に尊敬の眼差しに。経験を積んで、どんどん成長してるなあと嬉しくなりました。
「自分のことだけ考えるのではなく、後に続く若者たちに道を拓きなさい」という先輩のビムさん。皆真剣にきいていました。

 

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