≪反戦平和資料館を訪ねました@伊江島(2019.2.10)≫

沖縄の、日本のガンジーといわれる阿波根昌鴻さんの反戦平和資料館を訪ねました。沖縄戦の激戦地であった伊江島で、阿波根昌鴻さんは、戦後、米軍の非道な土地接収に徹底した非暴力主義を貫き抵抗しました。

当時の写真と共に、泥や血がついたままの野良着や農具、暮らしの道具、拾い集められた弾などの戦争遺品の数々が展示されています。手で触れると、この時代を生き抜いた方々の想いや暮らしに少しでも近づける気がしました。

阿波根さんの養女であり、運動を支えた 謝花悦子さんが、絶対に戦争を繰り返してはならないと、体に溢れる戦争への怒りをこらえながら話をして下さいました。

そして、前回同様、阿波根さんが、最後の最後まで使い切った歯磨き粉のチューブと、タイヤから作ったベルトを見せてくださり、阿波根さんから託されたメッセージを伝えてくださいました。

「私たちは、資本主義社会の中で闘わなければいけない。全ての商品に利益が計算されている。基地がなくなっても、軍隊がなくなっても、資本主義社会の中で利益が平等に分配される社会が実現しない限り、平和とはいえない」

「弾も飛んでこない山の中で、儲かっている人がおる。なぜ戦争が起こるのか、その仕組みを勉強しましょう」

私たちが、フェアトレードを通して平和な社会を実現したいと願い、活動するのは、まさにそこにあります。戦争は、遠いところでいつか突然起こるのではなく、私たちの日々の暮らしの中にその芽があります。

私たちができること、すべきことは目の前にあります。今回も、阿波根さんの言葉に勇気づけられました。頑張ります!!

反戦平和資料館(一般社団法人わびあいの里)
http://wabiai.holy.jp/

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