≪ネパール・カトマンズの様子≫

3月初旬より日本からネパールへの入国禁止となり、3月24日より、ネパール全土で新型コロナウィルス感染拡大防止のためロックダウン(外出禁止)となり、現在も続いています。国際線は、4月末まで運行停止のようです。

ロックダウン最中のネパールの生産者の方々から届くメッセージは、「生きているよ!元気だよ!」というとてもシンプルなメッセージ。

皆、これまでどれほどの困難を乗り越えてきたのだろうと思いました。

10年に亘る内戦、武力衝突や治安悪化による外出禁止、頻発するバンダ(ストライキ)、長時間の停電、ガソリン不足、物資の不足と高騰・・・希望が見えない中、どれほどの社会不安を乗り越えてきたのかと思いました。

ネパール社会では、親戚関係で密に支え合って生きています。孤立しては生きていけません。私たちが長年支援している養護施設、“モーニングスターチルドレンズホーム”には、天涯孤独の子どもたちが数人います。親身になって面倒をみられていた牧師のラムチャンドラさんが、今年の2月に肺炎で急逝されてしまいました。子どもたちはどうしているだろうかと気がかりです。

都市でも避難キャンプでも、限られたスペースに大家族が支え合って暮らし、衛生的な水も満足に手に入りません。インドとの国境も封鎖され、ガスや食料品などの生活物資が不足し、高騰しています。医療を受けられない方々はあまりにも多くいらっしゃいます。

今までにない長期の外出禁止となり、とにかく感染が広がらないように、経済的にも精神的にも、命が守られるようにと祈るしかありませんが、私たちが、ネパールの暮らしから学ぶこともまたあるのではないだろうかと思っています。

ネパールから届く商品、ご覧頂けましたら幸いです。

http://verda.bz

追記;
ネパールから新たな情報が入りました。ロックダウンは、4月27日まで延期されるとのこと。制約が一層厳しくなるようです。

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