紅茶農園のある郡の北、タプレジュン。水曜日から降り続いた雨で木曜日に地滑りが起き、いくつかの村をのみこみ50人以上の方が亡くなりました。雨は止まず、金曜日にも地滑りが起きました。無残にえぐれた山肌がたくさんあり、雨期に入ったネパールの今後が案じられます。
シンドパルチョーク、カブレ、ゴルカ他、地震で地盤がひび割れたり緩んだりしている山岳地帯で今後タプレジュンのような災害が起きることが予想されます。
山岳地帯の被災地の状況の厳しさはそれだけではありません。身を守る安全な家をなくし外で暮らすと虎などの猛獣に襲われる危険があります。財産である家畜を食われた人は、いつ自分が襲われるかと夜寝られないと訴えます。
水のパイプラインが切断され、歩いて2、3時間かかる山道を水場まで水を汲みに女性や少女たちは夜中の3時から並びます。学校が壊れ、青空教室で学ぶところもあります。少女は学校が終わるとまた水汲みに・・・
支援が行き届かないため凶暴化した人々。支援物資を持って行くボランティアも危険に曝されています。警察に依頼して護衛をつけて行く方もいるそうです。
ネパールにいると、日本では得られない情報がどんどん入って来ます。現地に来る必要性を感じます。
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ネパールから入ったメールです。皆様とタイムリーに共有しています。(写真は地震前のシリンゲ村の様子です)