ヌワコットの被災者キャンプに行って来ました。(2015.6.16)

案内してくださったRaさんが、色々行かれた支援地域の中でも最も状況がひどいといわれるところです。私たちの支援が、ここに届いた初めての支援でした。Raさんを通して支援をし、今回ようやく現地に来れました。

確かに、大地震から2ヶ月近く経つというのに、政府はもとより、民間からの支援もなきに等しく、ビニールシートで覆っただけのテントが並び、トイレもなく、204のテントに1,000人以上の方たちが暮らしています。生後間もない赤ちゃんから、6歳くらいの子もたくさんいました。

ラスワ、ダディン、ヌワコットの三カ所の被災地から集まっています。ラスワは、4,000m以上のヒマラヤがそびえる山岳地帯。地震と地滑りで大きな被害がでて、グループの代表の方は逃げている時に地滑りが発生し、落石が奥様を直撃し、谷底に転落し亡くなられたそうです。一番下のお子さんは5歳です。

持参した支援物資は争うこともなく皆さんで分けてくださいました。チョコレートを配る時、並んでくださいと言うと、子どもたちがちゃんと並んで受け取る様子がとても愛らしく、早く安全で衛生的な住居に移れるようにと願わずにはいられません。

縁のなかった土地に避難している方たちは、どこからの支援も受けにくい立場で、仕事もできず、先の見通しが立ちません。

今一番必要なものは何かと伺うと、「安心して飲める水です。汲んできた水を集めて皆で使っているが、飲めません。安全な飲み水があれば多くの病気を防げます」と。

そこで、飲み水に変える薬を当座の分支援することにしました。販売している店を探しましたが、カトマンズでないと入手が難しく、一旦帰ることにしました。カトマンズのホテルの近くで大量に購入することができました。明朝6時にまたヌワコットのキャンプに薬を届けるために向かいます。大きな設備が必要な場合、支援してくれそうなNGOの連絡先をRaさんが教えていました。
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昨晩遅くにネパールから届いたレポートです。今日もヌワコットに行っています。

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