WFTOは、米国のフェアトレードラベル組織の動きを憂慮(10/23)

世界の貧困問題解決の有力な手段の一つにフェアトレードという動きがあります。その動きも、大きく分けて2つ。私たちのような、生産者と密なパートナーシップを組み、顔がみえる関係で貿易を進める形、もう一つが、ラベルを表示することにより、消費者に、フェアトレードを認知してもらい、市場拡大の機会をつくるもの(認証組織を中心にした活動)です。欧米で、そのラベル表示の運動の動きは異なります。米国では、そのラベル表示の運動は、トランスフェアーUSAが担い進めています。そのトランスフェアーUSAが、最近、FLOの動きから抜けて、定義を拡大し、プランテーションや大規模工場での生産も含む動きを取り始めている、と<a href=”http://www.wfto.com/index.php?option=com_content&task=view&id=1574&Itemid=1“>WFTOが報じています</a>。
「確かに工場やプランテーションで働く人々は過酷な労働条件の下で搾取され続けており、改善が必要であることは明らかです。しかしILOや国内労働法などで守られるべきものですし、トランスフェアーUSAもフェアトレードの定義を拡大するより、純粋に労働環境の改善に取り組むべき」と指摘しています。
「もしも大規模プランテーションや工場での生産もフェアトレードと認知されたら、小規模農家や生産者に道はなくなる」と心配しています。

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