ネパールコーヒー産地・シリンゲ村物語~現地での衝撃~ (2015.5.10-2) 

副代表からのレポート続きです。
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昨晩、シリンゲ村の様子がネパール現地のマウントTVで放映されました。

映像に出てくるユブラジ君の家は、ほとんど壊れてしまいました。彼のお父さんは体調が悪く、お母さんも心臓病を患い、その薬代でかなり厳しい経済状況だったので、ずっと屋根の修理ができずにいました。雨期はいつも大変そうでした。いつも真面目で、一生懸命コーヒーの仕事を頑張り、その甲斐あってようやく最近トタン屋根を作ったところでした。そのショックは計り知れません。

レポーターのロヒットさんは、最初はシリンゲ村に同行するだけの予定でした。彼は、今回の震災で甚大な被害を受けたシンドバルチョークをはじめ、50箇所以上の地域を回られていたのですが、シリンゲ村のあまりにも悲惨な様子に衝撃を受け、政府にも知って欲しいと、急遽映像づくりを決めました。カメラは、私と村の若者が持っていたスマフォです。

シリンゲ村までジープで行けるようになったとはいえ、あまりの険しさと、奥地の奥地まで入っていくことに驚いていました。ジープを降りてからは、村々の様子を見てまわり、少し離れた山の頂上付近に住むタマンの人々の様子を見に行きましたが、そこは全て歩きます。私は何度も訪問をしていますが、ロヒットさんの想像を超えていたようで、「ネパリはこんなところまで入って、長年支援をしてくれていたのか。本当にありがたい」と言ってくださいました。(数年前まではジープが入れなかったので、8時間かけて歩いて行っていました!)

それも、日本でネパールコーヒーを長年ご愛飲頂いている皆様のおかげです。この場をかりて、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。これからも、シリンゲ村の仲間たちを、どうか支えて下さい。つながっていることが何よりの励みです。

私たちも、精一杯頑張ります。どうぞよろしくお願い致します。

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