Monthly Archives: 9月 2012

フェアトレードのお店

楽しい&おいしいお店発見!
フェアトレードのお店
丁寧に作られたおすすめの逸品、美味しい食品、そして魅力的な人…素敵な出会いがきっとあります。ぜひ一度訪ねてみてください。

三条市: 人にも環境にもやさしい暮らしを。みずすまし
- 〒955-0844 新潟県三条市桜木町1-26
- 店主 :神田初枝
- Tel :0256-33-7793
- Fax :0256-33-7810
- Open:9:30 ~ 18:30(土・祝~ 17:00)
- 定休 :日曜
- Mail :mizusumashi@guitar.ocn.ne.jp
 J R 信越線三条駅を降りて徒歩10分ほど、本成寺のすぐ手前にある「みずすまし」は、安全な石鹸や食品を中心に販売するお店です。神田初枝さんが1992年9月に始めました。住宅街にあり、駐車場もゆったりとしているので、昔からのおなじみさんがおしゃべりがてら寄ったり、通りがかりの人が買い物に立ち寄ったりしています。
  農協で働いていた神田さんは、退職後しばらくして、安全な石鹸を売る店を始めることにしました。きっかけは、農協で働いていた頃に勉強会等で知った合成洗剤の怖さでした。また、県内で起きた新潟水俣病について自ら関心を寄せなければ知らずに過ぎてしまうこと、大事な肥料と信じて農協で販売してきた化学肥料が実はまったく逆のものになりうること等、これまで感じてきた様々な思いが、自分の気持ちに素直にできる安全な石鹸の販売へと神田さんを動かしました。
  ネパリのことは、店を始める前にエコロジー研究会の会員同士として知り、コーヒー、紅茶、スパイス、ヘナや雑貨を販売しています。コーヒーやヘナが特にリピーターが多いそうです。衣類は置いていませんが、神田さん自身はネパリの服が大好きで、「一度身につけると毎日着ていたくなるし、色が変わっても着心地がよく、長持ちする」と愛用してくださっています。
「ネパリは商品をきちんと作っている。安心してお勧めできるとずっと思ってきました」と話します。ネパリが行っている東日本大震災被災地支援も評価してくださっています。
  店内には、地域で活動する市民グループのチラシや広報誌がたくさん置いてあり、みずすまし通信にも各グループのイベント紹介を掲載して、情報発信をしています。いくつものグループが「みずすまし」の神田さんのもとに集い、話し合い、つながりあう貴重な場となっています。
 安全な日常品の買い物に、市民活動の情報収集に、お気軽にお立ち寄りください。

新発田市: 思い出に残る心の1ページに。ギャラリー栞(かん)
-〒957-0201 新潟県新発田市真中1916
- 代表 :佐藤まぜみ、佐藤公平
- Tel&Fax:0254-41-4832
- Open :11:00 ~ 17:00
- 定休 :企画展会期中無休   
- URL :http://pub.ne.jp/gallery_kan/
松林の緑に囲まれた「ギャラリー栞」は、1996年5月24日にオープンしたギャラリーです。佐藤まぜみさん、公平さんご夫婦と息子の仲也さんの窯「五鬼原窯(ごきげんよう)」の敷地内にあります。平成元年に村上から今の場所に移り、作品を作ってきましたが、自分たちの作品も置いていた近隣のギャラリーが閉じられることになりました。地域の作家の作品を紹介するところがなくなるので、代わりにやらないかと声をかけられ、自宅を改装して、ゆったりした展示空間と、緑を眺めながらくつろげるテラスのある素敵なギャラリーが誕生しました。
 2週間単位で、土曜から翌日曜日までの9日間に企画展を行い、月曜から金曜までの5日間で入れ替えをするというプログラムになっています。スケジュールはブログで紹介されています。企画展は、その作者に共感できるか、9日間その人の作品に囲まれて暮らすことが嬉しいと思えるかで選びたいとまぜみさんは言います。
 会場ではネパリのコーヒーと紅茶を常備して、合間に自由に飲むことができます。無料ですが、ユニセフや東日本大震災支援への募金をお願いしています。展示作品を見た後に、テラスでコーヒーを味わいながら鳥のさえずりを楽しみましょう。コーヒーや紅茶は販売もしています。ギャラリーを始めると時間の制約ができ、外へ出づらくなるので、社会とのつながりを求める気持ちを埋めたくて、フェアトレードを人に伝え、販売するようになったそうです。障がい者福祉施設の作品や石鹸なども置いています。恵まれた自然環境を生かし、すてきなご夫婦の人柄が作品や空間に表れているギャラリー栞にぜひお立ち寄りください。

新潟市: やさしい気持ちになれるお買い物, Reia-麗愛-
- 〒950-0914 新潟県新潟中央区紫竹山6-3-12
- 店主 :内山さおり
- Tel :025-247-1969
- Fax :025-378-6313
- Open :10:00 ~ 18:30
- 定休 :年末年始
- URL :http://reia-shop.com/
- Mail :reia3215@gmail.com
新潟駅南口を直進した弁天橋の手前、広い駐車場の一角にある「麗愛」は、通りからも目を引き、ふと立ち寄ってみたくなるお店です。窓の大きな明るい店内には、フェアトレードの衣類、雑貨、食品、安心して使える化粧品が並んでいます。内山さおりさんは、20年ほど前から植物生まれの化粧品を販売してきました。ボランティア活動を続けている母親の影響で人の役に立つ活動をしたいと思ってきましたが、6年ほど前にフェアトレードに出会い、安全な品質と社会に役立つ仕組みに共感をしました。自分用にと購入してみるとおいしさや使い心地の良さに、毎日が優しい気持ちで過ごせていることに気付きました。買い物から得られるそんなライフスタイルを伝えたいと、2009年6月に店をオープンしました。
 開店当初からネパリのクッキー、スパイス、コーヒー、紅茶なども販売してきました。お客様にもおいしいと好評でリピーターもたくさんいます。フェアトレードにもっとかかわりたい、社会人になっても活動の場が欲しいという20歳代の若者たちを中心にサークル活動もしています。月に1回集まってフェアトレードビールを飲んだり、フェアトレード食材の朝食会を開き、語り合う場にしています。難しい学問として論じるのではなく、生活に根差した身近なこととしてフェアトレードの良さを楽しく語り合い、広めていきたいというのが内山さんの思いです。
  自分自身のために、家族のために、お友だちのために、心がホッと優しくなれるお買い物を楽しみに、ぜひお立ち寄りください。

お洗濯について

お洗濯について

ネパリ・バザーロの衣類には、手織りや草木染めの服、完全に脱脂をしきっていない手編みのウールのセーターなどが数多くあります。一点一点、手づくりの商品なので、大事に扱って、長く着て頂けたらと思います。そのためにも、頻繁な洗濯、洗濯機、多量の石けんや洗剤のご使用はおすすめできません。本来、日常の生活の中でつく軽い汚れや汗などは、水か30℃以下のぬるま湯で洗うだけで十分落ちます。また洗濯後、多少の色落ちや風合いの変化は避けられません。大切な衣類と相談しながら、愛情をこめて、洗濯をしていただきたいと思います。

お洗濯のポイント( 全商品共通)
・ 基本的に手洗いをおすすめしています。
・ 色落ち、色移りの可能性がありますので、単独洗いをしてください。
・ 洗う時にはこすったり、強くもんだりしないでください。
・ 洗剤を使う場合は、蛍光増白剤の入っていない洗剤をご使用ください。衣類全体が十分水に浸ったら、
 よく溶かした洗剤を加えてください。
・ つけ置きは、決してしないで下さい。
・ 洗濯機で脱水する際には、ネットに入れて、ごく短時間(20 秒くらい)にしてください。
・ 干す時は直射日光が当たらないようにして形を整えて干してください。
・ ハンガーに干すと伸びる恐れのあるものは平らなところで干してください。

    竹布の製品について

・ 着用時やクリーニングなどの摩擦により、毛羽立ちや、毛玉ができることがあります。
・ デリケートな素材ですので、極度な力が加われば、縫い目が開いたり、目寄れ(糸がずれて、生地の目が開く)する性質があります。着用の際、摩擦・突起物には気をつけて、ひっかき傷や穴を作らない様、ご注意ください。
・ 吸水性に優れているため、水を通すと丈が10%程縮むことがあります。水洗いをされる場合は、洗い・すすぎ・脱水までをできるだけ短時間(1~2分以内)で行ってください。乾燥機の使用はお控えください。竹は抗菌効果があるため、頻繁に洗わなくても衛生的にお使いいただけます。
・ 水に濡れた時は繊維が弱くなりますので、強く絞ったり、伸ばしたりしないでください。
・ サイズや風合いをより保つためには、信頼できるクリーニング店に、天然繊維製品であることを伝え、ドライクリーニングとご指定ください。

    草木染めの製品について

草木染めは摩擦や日光、酸やアルカリに弱く、石けんでの洗濯は色があせたり変化する恐れがあります。中性洗剤をお使い頂くか、石けんの量を控えめにしての洗濯をおすすめします。また色が変わる事も自然の証としてお楽しみください。他のものに色が付かないよう洗濯の際にはお気をつけください。

    紙布製品について

紙布は大変デリケートな製品です。上記の「お洗濯のポイント」に加えて、さらに以下の点にも注意をしながら、丁寧にお取り扱いください。
・ ボタンを留めて形を整え、水で優しく手早く押し洗いをしてください。
・ つけ置きは、決してしないでください。
・ 脱水は、必ずネットに入れて、洗濯機で3分程脱水してください。
・ 形を丁寧に整えて、平らな所で陰干ししてください。ハンガー干しはお避けください。
・ 乾くのに多少時間がかかりますが、風通しの良いところに干し、乾燥機のご使用はお避けください。
※強撚糸のため、水に浸けると縮みますが、元のサイズに合わせてやさしく広げて干して下さい。着ているうちに、体になじんできます。

    柿渋染めの製品について

上記の「お洗濯のポイント」に加えて、さらに以下の点にも注意をしながら、丁寧にお取り扱いください。
・ 脱水は、必ずネットに入れて、洗濯機で5~6分程しっかりと脱水してください。 絞れるほど水分が残っていると、乾かす時にラインが出やすくなってしまいます。
・ 干す時は、風通しのよいところで、できるだけ広げて、布が重なる部分が少なくなるようにしてください。

生地の表面についている黒っぽい粒々は、コットンの中に残ってしまった種の殻や、葉や茎のかけらなどです。どうしても全てを取り除くことができずに、糸を紡ぐときに混入してしまいます。この粒々は、漂白したり、化学薬品を使用していない、安全の証です。

ご使用上の注意
ネパリ・バザーロの天然素材の衣類(草木染め、化学染料)は、化学薬品などを使用しての色止めなどは行なっていませんので、日焼け、水濡れ、汗、摩擦などで、色落ち・色移りする可能性がございます。また、バッグや雑貨なども同様に、色落ち・色移りの可能性がございます。ご使用の際は、十分お気をつけください。また、直射日光や蛍光灯の長時間の照射により、色あせすることがあります。

身長別着比べ サイズで選べる3 つのブランド

身長別着比べ サイズで選べる3 つのブランド

肘から袖口にかけてのふっくら具合が、身長によってそれぞれです。一番上のボタンの開け閉めでも雰囲気が違います。

おしゃれに着回しやすい、透け感のあるワンピース。色々なボトムと合わせやすいです。袖のロールアップを外すと、170cm の方で手が少し隠れます。

150cm の方には、太もも真ん中辺りのチュニック丈になっています。袖のロールアップを外すと、170cm の方で、手の甲が半分くらい隠れます。

150cm の方は、ジャケット風の着こなしに。袖は一回折っています。きりっとした雰囲気で、パンツもスカートも、合わせやすいシルエット。

Rosemary ローズマリー : 布をたっぷり使った着こなし、ローズマリーの服。

Rosemary ローズマリー : 布をたっぷり使った着こなし、ローズマリーの服。
天然素材を贅沢にまとう。ゆったりとしたデザインが特徴です。


ギャザーネックがおしゃれなジャケット。
もしゃ織りの手織り綿をたっぷりと使った、贅沢な着心地のソフトジャケット。裾広がりの身頃はセミバイアスで裁っていて、程よく体に添う、きれいなシルエットです。ギャザーを寄せた1枚仕立てのやわらかいスタンドカラーは、華やかで顔回りを引き立てます。胸元の切替や、後ろ姿に入った縦のラインのはぎが、すっきりとしたシルエットを作っています。両脇にポケットがついています。


肌触りの良いざっくりとしたレース織りのブラウスです。シルエットをきりっと見せてくれるハイウエストの切替と、七分袖の切替にギャザーを寄せています。少し長めの丈で、可愛らしさと大人っぽさを併せ持ったブラウスです。


ゆったりとしたフレンチスリーブのチュニックです。両脇に入れた三角のマチが、動くたびに表情を変えます。やわらかいバイアス使いのオフタートルは、ネックポイントにギャザーをよせ、裏にあて布をたたいて形を保っています。もしゃ織りは、軽くて清涼感があり、きれいなドレープが出やすいのが特長です。


シンプルで着心地の良いロールネックブラウスを、サラサラとした心地よい肌触りのもしゃ織りの手織り綿で作りました。もしゃ織りの特長の光沢感と自然なドレープが、きれいです。天然素材の心地良いあたたかさを、たっぷりと実感してください。一枚でさらっと着ても、重ね着をしても、ゆったりとお愉しみいただけます。


身頃を4段に切り替え、程よくギャザーを入れた、やさしい印象のティアードワンピース。裾と袖口は、バイヤス使いの共布とつなぎ、バルーンにして、ふっくらと仕上げています。立体裁断のパターンなので、布が自然に身体に寄り添い、きれいなシルエットを作ります。もしゃ織り綿布は、空気をたくさん含んでいるのであたたかく過ごせます。両脇にスラッシュポケットがついています。


肩先を落とした、ゆったりとした袖のチュニックです。ウエストで切り替えた前後の身頃にはタックが、スカート部分には程よいギャザーが入っています。両脇にスラッシュポケットがついています。ゆったりとしたシルエットをVラインの襟元が引き締めています。もしゃ織り綿布のさらさらとした肌触りをお楽しみください。

S a g e セージ: 少しゆったりした着こなし、セージの服。

S a g e セージ: 少しゆったりした着こなし、セージの服。

セージの秋コレクション
秋色の服届きました。
ゆったりと上品に着られる服
胸囲、袖回りなどは、レモングラスよりも少しゆったりしています。
9 号から1 1 号のサイズの方に対応しています。
紙布、綾織り、もしゃ織り、柿渋など、素材にこだわり日々の生活が愉しくなるようなエッセンスを、デザインに加えています。

ダブルスカートを作っている、マヌシのお話。
 マヌシの工房を訪ねると、きれいな色に染め上がった布が、太陽の光を一杯に浴びて、気持ちよさそうに並んでいます。その側では、女性たちが煮立った染液の中の布をかき混ぜています。水を吸った布はとても重いのですが、ひと時も手を休めることはありません。そして色づいた布を、水で何度も洗い、しっかり絞って、きれいに広げて乾かします。一枚一枚、手作業で染めているので、色が微妙に違います。また、ほんの僅かな布の織り加減によって、染料の入り具合が違い、やさしい縞になっています。それがまた、愛おしく感じます。
 きれいな色に染め上がった布は、一枚一枚パターンを当てて裁断され、足踏みミシンの軽快な音とともに、スカートに生まれかわっていきます。女性たちが楽しそうにミシンをかけているのを見ると、とても嬉しくなります。発売から、もう9年にもなるダブルスカートは、手際良く、あっという間に仕上がっていきます。女性たちの顔も誇らしげです。
 一枚のスカートが完成するまでには、たくさんの人の手を経ています。最後に手にする私たち。時とともに、色や風合いが変わっていく中で、ずっと大切にしたいと、工房を訪ねる度に思います。

生産者のご紹介:マヌシ(MANUSHI) 
マヌシは1991 年に設立されたNGOで、主に手染めの製品を生産・販売しています。代表のパドマサナ・サキャさんは、女性問題を調査するNGOの役員を務めた経験から、あらゆる問題の背景に貧困が大きく影響していることを実感し、女性たちの仕事創りのためにマヌシの発足を思いたちました。


襟元と胸元をコンパクトにまとめた、裾広がりでゆったりとしたシルエット。3色の綿糸を織り交ぜた、シックで深みのあるワインレッドのもしゃ織りの布地は、顔回りを華やかに見せてくれます。空気を含んだ手織り綿は、夏は涼しく、冬はあたたかく着て頂けます。


胸元で切り替えた、一重仕立てのジャケットです。襟の中央にひもでギャザーを寄せたりと、ひものアレンジで雰囲気が変わります。たて糸にシルクを、よこ糸にロクタの左撚りした糸と右撚りした糸を交互に使い、織り上げました。布の特質をより鮮明にするため製品洗いをしています。ボタンとホール部分には、型崩れしにくいように芯で固定した紙布を裏側に重ね、ステッチで丁寧に押さえています。


両脇のスラッシュポケット、五分の袖丈、程よい着丈。実用性を重視した、シンプルなシルエットのロングブラウス。身頃のピンタックをハイウエストで放し、さりげなく表情をつけています。立体裁断のパターンは、体の厚みを考慮して作っているので、体にそったきれいなシルエットを作ってくれます。また、体の動きをさまたげないので、着心地の良い実用的な日常着です。


爽やかなストライプの長袖ブラウスです。襟元を下げた大人のヘチマ襟です。地の目をよこに切り替えた胸元は2重仕立てで、きちんとした印象です。袖口には、ロールアップ用のタブがついて、長さを調節できます。両脇にスラッシュポケットがついています。さらっと一枚で着て様になるブラウスは、重宝することでしょう。


胸元と後ろの切替にボックスタックを入れた、すっきりとしたシルエットで、ゆったりとした着心地のチュニック。実用的な両脇の大きなパッチポケットは、前後にわたってついていて、横からも後ろからも可愛らしく見えます。袖は肘がちょっと隠れる丈です。肌寒くなってきたら長袖のカットソーなどを合わせて、一年中お愉しみ頂けます。


もしゃ織りの布を2色使いにした個性豊かなチュニックです。一方は単色で、もう一方は3色の糸を織り交ぜた深みのある色合いです。切り替えた布が自然に下に落ちてできる縦のライン、裾のラインが素敵です。ゆったりとした大きな襟は、中に通したひもで調節できます。Tシャツやカットソーに重ねて、軽やかに、あたたかく、個性あるおしゃれをお愉しみいただけます。


もしゃ織りの綿布を4段に切り替え、それぞれに程よくギャザーを入れたエレガントなパンツ。後ろについた2つのかわいいパッチポケットもポイントです。薄い綿の裏地がついています。スカートのようにも見える華やかな印象で、着こなしの幅を広げてくれます。手織り綿は空気をたっぷり含んでいるので、秋冬もあたたかく過ごせます。


全体に入れたピンタックを途中で放した、スタンドカラーのロングブラウスです。袖口には、横にもピンタックを入れ、パイピングですっきりとまとめました。ピンタックが入った部分のきりっとした表情と、ピンタックを放してふんわりとしたやさしいシルエットが、絶妙なバランスです。スラッシュポケットもついていて、実用的です。一枚で装いの主役になる、この秋おすすめの一枚です。


やわらかい綾織りの綿布を使ったチャイナ風のブラウス。胸元に入れたタックを途中で放し、やさしい表情を出しています。贅沢に使った綾織りの生地は、伸縮性があり、さらっとした肌触りです。

Lemon grass レモングラス: 細身の着こなし、レモングラスの服。

Lemon grass レモングラス: 細身の着こなし、レモングラスの服。

「細身でナチュラルな着こなし大人の女性のためのレモングラス」
細身のシルエットを愉しみたいあなたへ。7号から9号のサイズの方に対応しています。
セージよりも肩幅や腕周りが小さく、すっきりしたシルエットです。
天然素材の服を、日常にも着て頂けるようにシンプルでかわいい服を作りました。

ラグランスリーブの襟ぐりとハイウエストの切替に、ギャザーを入れた一重のワンピースです。タックとタックの間にギャザーを寄せた共布をたたきつけました。袖口には、ロールアップ用のタブがついています。透け感のある薄い綿布が、タックとギャザーで新鮮な表情になりました。P.16 では、インナーにマルマルキャミソールを着ています。

たっぷりとした大きなポケットがポイントの膝上丈のチュニック。ギャザーを寄せた大きなポケット口に小さなビーズで繊細な柄をほどこしました。細いゴムを入れ、たっぷりとした七分丈の袖口、大きく前に開いたラウンドネックの前後にはギャザーが入っています。透け感のある薄い綿布で着心地もシルエットも軽やかです。

胸元とウエスト部分に平ゴムを通したチューブトップ。サイドにリボンの飾りがついています。裾につけた手編みの幅広レースの脇は小さなボタンで留めています。たて糸もよこ糸も手紡ぎの綿糸を使った綾織りの生地はふっくらとしてあたたかみのある着心地です。ちょっとした集まりには、肩ひもを外して華やかな着こなしも。裾のレースとココナッツボタンがアクセント。

手紡ぎ、手織りのレース織りのざっくりとした着心地を愉しんでいただきたいTブラウスです。両脇が下がる裾のラインが、シルエットのポイントです。重ね着を、おしゃれにあたたかく愉しめます。左肩についたタブとボタンがポイント。スラッシュポケットも魅力です。着れば着るほど、身体に馴染んできます。

裾ラインの脇を丸くカットした、ヘンリーカラーのロングシャツです。ピンタックをウエストラインで放し、袖口をロールアップすると、素敵なミシン刺繍の布地がのぞきます。ボタンを開けてライトジャケットとして、一枚でワンピース風にも着られます。重宝する一枚です。

ネパール語で「マルマル」と呼ばれる、透け感のある、軽くてやわらかな綿布のロングシャツ。やさしい肌触りで、ふんわりとした着心地です。ゆったりとした襟あき、肩のヨークに入ったギャザー、袖口のタブ、脇をカットした裾のラインなど、シンプルなシルエットの中にこだわりのポイントがつまっています。袖口のタブで、袖丈を調節できるので、季節の変わり目に重宝します。

胸元をVラインに切り替えたピンタックとピンタックの間に、ギャザーを寄せた共布をとばしました。細くゆったりとしたヘンリーカラーがついています。切替とラグランスリーブの襟ぐりには、ギャザーが入っています。後姿は、Vラインの切替とピンタックで、きりっとした雰囲気です。ボタンを開けると、薄手のジャケットとしても重宝します。

シリーズ特集: 天然素材の日常着

天然素材の日常着 : by Young Wow Craft

ずっとWEANコープ(*)のメンバーたちと仕事をしていたので、ウシャ・ゴンガルさんとは彼女が途中2001年頃事務局長に就任した時からのおつき合いです。こちらの意
見もよく聴き、立場にも考慮してくれる、仕事を共に進められる良い仲間でした。手漉き紙を活かした全く新しい素材開発をしたいという想いを打ち明けた時も直ぐさま理解し、ネパールのためになるアイディアだから是非とも実現してほしいと激励してくれました。ところがメンバーと協議を始めても話が進みません。商品化できても投資が簡単には回収できないなどの様々なリスクをおそれ、ネパリ・バザーロ(以下ネパリ)が勝手にやることだから自分たちは言われたことだけして、最初からコストを充分カバーできる価格で対応しようという姿勢に打ちのめされました。 
 これまでにない商品開発、それも素材開発から手がけようというのですから、たくさんの困難があり、投資のほとんどはネパリが受け持つと覚悟はしていても、生産者に一緒に取り組む意欲をもって欲しい、互いの立場を尊重しつつ、率直な意見交換をして協力し合わなければ実現しないと思っていたからです。様子を見ていて、ウシャさんは自分がやるしかないと思ったそうです。事務局長に留任を求められたウシャさんはそれを断り、ネパリの紙布プロジェクトに協力するため、2005年9月、ヤングワオを設立しました。
 それから7年近くが経ち、仕事を広げるため紙布だけでなく、他の布でも服をつくるようになりました。裁断と縫製を担当するビンジュさんは2度の日本研修を終えて技術を磨き、新人のパビットゥリさんに教えながら仕事を進めています。規模は未だに小さく、たくさんの商品は作れませんが、紙を切る人、糸に紡ぐ人、織る人、布を裁断する人、縫製する人、12名の女性たちが毎日元気に働いています。 

文:土屋春代
*WEANコープ:ネパール女性起業家協会(WEAN)のトレーニングを受け起業した約150名のメンバーの販路拡大のために1991年設立された生産者協同組合。

生産者のご紹介

ヤングワオクラフト, Young Wow Craft
ネパールの誇る手漉き紙から布を織り、服を作り、大勢の人の仕事につなげたいというネパリ・バザーロの提案に共鳴し、自らリスクをとって立ち上げたウシャさんの工房です。日本での技術研修に2度招いた縫製部門のビンジュさんは、毎日集中して取り組み、その成果は一つひとつの製品の質の向上に表れています。

ビンジュ・カドゥギさん(28 歳)
縫製部門の責任者です。10 年前に父親が、2年近く前に兄も亡くなり、74 歳の母親、32 歳と30 歳の姉たちとの女性だけの家庭にあって、安定した収入を得られ
る仕事を持つビンジュさんは大黒柱です。 最初に日本に技術研修に招いた時はまだ入って半年の新人でしたが、5年経った今は後輩に指導をしながら、しっかりとした仕事をする頼もしい存在となっています。そんなビンジュさんですが、普段ひとりで悩みながら仕事をしているのでしょう。工房を訪ねると服のパターンや縫製についていろいろな相談を受けます。布やパターンを挟んで話し合っていると、ビンジュさんは安らいだうれしそうな表情を見せてくれます。お互いに日本での研修が蘇り、懐かしさがこみ上げます。共にものづくりをする喜びを感じるひとときです。

パビットリ・リンブーさん(33歳)
3年前からヤングワオで働いている、一番新しいスタッフです。縫製を担当しています。夫(39 歳)、息子(13 歳)と3人暮らし。東ネパールのダンクタという町から10 年前に仕事を求めて出てきました。村には仕事がないので、将来村に帰って店か何かを始めるために夫婦で協力して働いています。都会の暮らしは合わず、お金を貯めたらできるだけ早く村に戻りたいそうです。

シタ・カナルさん(30 歳)
紙糸を紡ぐ女性の中にシタさんがいます。シタさんは障がいのある次男の世話のため、自宅を離れることができず、在宅ワーカーとして糸を紡いでいます。以前お宅を訪問した頃の幼顔から大人びた顔つきになり背も伸びたスダサン君(12 歳)に再会しました。元気に見えた彼が実は前夜から高熱が出て夜中に何回も嘔吐したと話すシタさん。ところが、スダサン君は母親の心配をよそに来客に喜び、はしゃぎます。彼が疲れては大変と、お茶をいただいて直ぐに退出しましたが、部屋を出て階段を降りる私たちの背中にスダサン君の愉しげな笑い声がいつまでも響きました。

サビナ・シュレスタさん(36 歳)
細く切ったロクタ紙を紡ぐ、糸作りをしています。ヤングワオ創立の時からのスタッフなので、ウシャさんの信頼も厚く、大事なことを決める時、ウシャさんはサビナさんとビンジュさんに相談します。夫(30 歳)、息子(3歳)と3人暮らし。5年前にカーストの違う夫とネパールではまだ珍しい恋愛結婚をしました。ヤングワオからは少し遠いのですが、働き続けるために実家の近くに住んでいます。56 歳の母親はとても元気で子守をしてくれるので、ありがたいととても感謝しています。夫の郷里はタライ平野(インド国境の亜熱帯地域)で農業を営んでいます。いつか村に住むの?と聞くと、「嫁の立場は大変。今の仕事は好きだし、子どもの教育も考えるとずっとカトマンズ近くに住み続けたい」と、サビナさん。だまって夫に従う旧来のスタイルと違う、女性主導の新しい家庭を築いているようです。

ナニ・マハラジャンさん(48 歳)
紙布を織るナニさんは、実家にあった織機で若い頃から布を織っていました。夫がナニさんと3人の娘たちを捨てて家を出た後、持参した嫁入り道具の手織り機は彼女と娘さんたちの生活を支えてくれました。パシュミナショールが流行った頃で、家で請け負って収入を得ていました。しかし、10 年前にそのブームが去ると仕事を失い、働くところが見つからないまま家に居ました。2年ほどして、知人にヤングワオを紹介され、働けるようになりようやく暮らしが安定しました。その頃、狭い家に引っ越していたので、置き場がなく困っていた織機もヤングワオに買い取ってもらえました。それから8年が経ちました。長女、次女は卒業後しばらく働いてから結婚し、今は末っ子のメヌカさん(19 歳)と二人で暮らしています。12 年生のメヌカさんが卒業し仕事を得るまで、まだまだ気がぬけません。家を出て他の女性と暮らしている夫からは何の支援もありません。娘たちの結婚の支度も全てナニさんが頑張って調えてきました。息子のいないナニさんは老後のことも不安だと言います。住まいの裏の狭い空き地を借りて野菜をつくっています。早朝、採れた野菜を市場で売ってから出勤するそうです。この朝、私たちの訪問のため、売りに行けなかったことを知り、ウシャさんが全部買い取ろうとしました。ナニさんはいつも世話になっているお礼にお金は要らないと言い、しばらく二人の押し問答は続きました。

紙で作った布の服。: シルクの糸と一緒に織りました。
 ネパールのロクタ(*)から作る純度の高い手漉き紙、ロクタ紙の販路を広げ、人々に仕事の機会を創るため、その紙から紙布を織り、服に仕立てようと始めた、ネパリ・バザーロの「紙布プロジェクト」。昔日本でも、極貧に苦しんだ農民たちが、貰い受けた反故紙から布を織り、野良着に仕立て、寒さから身を守っていたそうです。
 細く切った紙に、強い撚りをかけて紡ぐのは、気の遠くなるような作業です。しかし、ヤングワオ代表のウシャさんを始め、働く女性たち自身が工夫と努力を重ね、2006年春、ついに紙布の服が誕生しました。
 様々な方向を向きながら絡まり合った、ロクタの繊維からなる紙布は、細い糸の中に空気をたくさん含み、私たちの身体を暑さや寒さから守ってくれます。その上ふわりと軽く、肩もこりません。優れた特性を持ち、たくさんの人の想いが織り合わされた紙布の服。ぜひ一度羽織ってみてください。

*ロクタ:沈丁花の一種の潅木。ネパールの標高1200m~3000mの丘陵地帯から高地にかけて育つ。1000年以上も昔から最も重要な紙の原料として利用されてきた

verda vol.38  ~ベルダ2012秋号~

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継続可能で、たくさんの人に仕事がいきわたる手仕事をVerdaは大事にしています。手作りの服や雑貨には、機械生産にはない心地良さや温もりがあります。コーヒーや紅茶も一つひとつ手で摘みその細やかさがやさしい味わいになります。そんな、Verdaの商品には、生産者とネパリ・バザーロの想いがたくさん詰まっています。

シリーズ特集: 天然素材の日常着

Lemon grass レモングラス: 細身の着こなし、レモングラスの服。

S a g e セージ: 少しゆったりした着こなし、セージの服。

Ro s ema r y ローズマリー : 布をたっぷり使った着こなし、ローズマリーの服。

身長別着比べ サイズで選べる3 つのブランド

お洗濯について

食品心に、カラダに、美味しいひととき。

雑貨・アクセサリー

楽しい&おいしいお店発見!, フェアトレードのお店