支えあう社会づくり

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共に生きるために

福祉部門を担う「特定非営利活動法人ベルダレルネーヨ」は、国内外のフェアトレード推進事業、女性の自立と子どもの育成支援事業、東日本大震災復興支援に関する事業を通し、支えあい、助け合い、共に生きる社会の実現を目指しています。多くの方に、様々な形でご支援・ご協力を頂きながら推進しています。主な活動をご紹介いたします。

≪ネパール≫
1)教育支援
【フェーズ1】2002年に、東ネパールのフィディムにあるカンチャンジャンガ紅茶農園(KTE)で働くワーカーの子どもたち全員が、幼稚園から高校卒業まで学校に行ける仕組みを作り、13年間支援してきました。毎年100~150人の子どもたちが教育を得られるようになり、13年間で延べ2000名近い子どもたちが10年間の教育を受けました。2015年度から、農園が全てを負担して継続しています。
【フェーズ2】SLC(高校卒業資格)合格後の子どもたちを中心とする高等教育、専門教育支援として2007年から始めた仕組みです。ネパリの支援は2014年で終了予定で、新制度に移行します。KTEのワーカーの子どもたち、少数民族キサンの若者たちが対象です。これまでに60名以上のへの専門教育支援(フェーズ2)は、継続します。2019年1月現在、約70名以上の若者たちが学びました。
2)少数民族キサンの支援
東ネパールのインド国境付近に住む少数民族キサンの人々。ネパール全土で僅か1200人、とても厳しい生活状況です。高校卒業資格を得た若者たちが中心となり、社会的地位向上を目指して活動しているキサン・ファウンデーション。彼らの自立を見守りながら、奨学金支援を中心に、設備投資など必要な支援をしています。
3)養護施設の生活支援
1992年から、カトマンズ郊外にある「モーニングスターチルドレンズホーム」を支援しています。2010年より、東ネパールのインド国境に近いドゥラワリにある「スワボーダケンドラ」の支援をしています。子どもたちの生活環境改善を図っています。子どもたちの尊厳が守られ、将来の選択肢が増えることを願っています。
4)ネパール大地震支援
2015年4月25日に発生したネパール大地震。その直後から支援活動を開始しました。被災した生産者の生活支援、約95%が全半壊したコーヒー産地シリンゲ村の水道パイプ支援や村の改革支援、避難キャンプへの物資支援(ヌワコット250世帯、ラスワ150世帯)、被災した農村部への物資支援と井戸掘り支援、被災したハンセン病コロニーへの物資支援(50世帯)などを実施してきました。
5)セービングファンド
生産者団体SHS、コットンクラフト、YWC、コーヒー選別の女性たちに、ワーカー本人と所属団体、そしてベルダレルネーヨはその両者の合計金額を積み立てる仕組みののセービングファンド(財形貯蓄制度)を実施し、女性の自立に大きな効果を発揮してきました。約束の期間が終了しましたが、団体とワーカーで継続しているところもあります。
≪東日本大震災復興支援≫
2011年3月11日の震災直後から物資支援をスタートし、その後、ネパールでの経験をいかした支援活動を継続しています。
1)椿油プロジェクト@岩手県陸前高田市
陸前高田を椿の里に、との思いで、気仙地域に伝わる椿油の製造・販売による地域の活性化の側面支援をしています。2011年8月にプロジェクトスタート、2012年10月に製油工房「椿のみち」が完成、11月から椿油の製造販売開始、2013年5月から椿油をいかしたコスメシリーズ「クーネ」の開発、同年11月に発売となりました。2013年と2014年のツアーでは、150本の椿の苗を植樹しました。その他、椿の実の収穫や植樹地の草刈りツアーなど、2017年9月までに計8回のツアーを実施しました。
2)ワカメ収穫のお手伝い@岩手県宮古市田老
田老町唯一の産業、ワカメの復活を願い、収穫期の作業のお手伝いに2014年から毎年訪問しています。2019年3月の訪問で6回目になります。
3)山ぶどうプロジェクト@岩手県九戸郡野田村
野田村の農家さんが、丹精込めて育てている糖度の高い良質の山ぶどうを活かし、被災した村の復興と未来のため、ワイナリー開設のお手伝いをさせて頂きました。たくさんの方のご支援を頂き、2016年9月に「涼海の丘ワイナリー」が開設しました。2018年10月に5回目のツアーを実施しました。
4)温泉ご招待
2011年5月に1回目を行いました。石巻や陸前高田で被災された方々や、ここ数年は、主に福島県の飯舘村から避難された方々を、大崎市の東鳴子温泉にお招きし、寛いで頂く企画を続け、交流を深めてきました。2018年6月には、場所を福島の土湯温泉に変えて21回目を開催しました。
≪沖縄カカオプロジェクト≫
2017年5月に、沖縄の将来に向け、新しい産業を興そうと『沖縄カカオプロジェクト』をスタートしました。沖縄でのカカオ栽培、カカオ製品作りを側面支援し、仕事の機会を創出し、誰もが住みやすい平和な社会の実現を目指します。

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