ネパリ・バザーロとは?

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「ネパリ・バザーロ」は、フェアトレード事業収益部門を担う「有限会社ネパリ・バザーロ」と、非営利部門(福祉部門)を担う「特定非営利活動団体ベルダレルネーヨ」の総称です。

私たちは、市民団体「ベルダレルネーヨ」として、ネパールに学校を作り、子どもたちの教育支援を目的として1991年に活動を開始しました。しかし、子どもたちが学校へ通えない背景には、学校の有無ではなく、その家庭の貧困問題があることに気付きました。貧困改善のために、仕事の機会を創出し経済的な自立を促すことが必要と考え、1992年8月に「有限会社ネパリ・バザーロ」を設立しました。

以来、ネパールのハンディクラフトや食品の企画開発・継続輸入により、ネパールで厳しい生活を余儀なくされている人々の就業の場の拡大を目指し、自立を支援しています。頻繁に生産現場を訪れ、生産者から直接話を聞き、改良箇所を討議したり、企画開発を行うなど顔の見える関係を大切にし、強い信頼関係に基づくパートナーシップを築いてきました。

日本では、生産者に継続して注文が出せ、収入の安定につながるように販路の維持拡大に努めながら、講座やイベントを行い、活動へのより一層の理解を呼びかけています。

また国内の障がいのある方たちなど、立場の弱い人々がより多く就業の機会を得られ、共に生きていける社会の実現に少しでも寄与できればと考えています。

さらに2011年3月11日の震災以降、様々な被災地支援を続ける中で、陸前高田に古くから伝わる椿油に出会いました。これまでのネパールでの経験を生かした長期的取り組みとして、素晴らしい可能性を秘めている椿油とその関連商品の製造販売による雇用機会の創出と経済の活性化、地域復興に取り組んでいます。

福祉部門を担ってきた「ベルダレルネーヨ」は、2014年12月に「特定非営利活動法人ベルダレルネーヨ」となりました。これからも、フェアトレード推進事業、女性の自立と子どもの育成支援事業、東日本大震災復興支援に関する事業に力を入れて参ります。

2017年からは、沖縄の将来に向け、新しい産業を興そうと『沖縄カカオプロジェクト』をスタートしました。共に生きる社会の実現につながることを願い、これからも活動を続けていきます。

≪参考≫

特定非営利活動法人ベルダレルネーヨ設立趣意書

特定非営利活動団体ベルダレルネーヨ ホームページはこちらです。

活動ブログ、カタログ、ニュースレターのバックナンバーフェアトレードとは?、生産者を訪ねてフェアトレードのお店(旧)、旧資料(ネパールの女性と子ども)もご参照ください。

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