石巻訪問#4 (4/19)

石巻4回目の訪問となりました。今回は、石巻、栗原、そして釜石。釜石での復興支援をどこまでやっていくか、石巻では、個々のニーズを知り、現在の生活支援セットを続けるかを知るため、今まで支援をさせて頂いた方々の声をもう少し聞かせてもらうことでした。結果として、まだまだ、このキットのニーズが多い状況です。多くの市民が被災した石巻では、行政も手一杯で、半壊の家に住む人々、避難所から出て自活しようとする人々まで手が回っていない現状があります。「今まで暗闇でした。ネパリの支援を受けて希望の光が見えてきました。これで、前に進めます」とまで言って頂きました。ありがとうございます。又、別の方も、「誰かが見守ってくれていて、力になろうとしている。そのことが判って、生きる勇気が湧いてきました」と。更に、他の方が、「一番大切なのは、人の絆だと気づかされました。お金ではないんだ」とも。皆さんに共通していることは、高台に逃げたこと。それでも、足の遅い老人を助けることができなかったなど、心の傷を負っていらっしゃいました。2日間、びしょ濡れ状態で、食べるもの無かった、避難した場所は、急斜面で寝ることもできなかったなど、本当に、大変な苦労をされていました。家があった場所を伺うと、皆さん、海の直ぐ傍にあり、見に行くと、何もなくなっていたそうです。多くの方が共通に言われたことは、近年、浜がなくなり、海がすぐ傍まで迫って来ていた、津波が来たら大変だ、とお話しされていたとのことです。NHKでも放映された宝来館は、同様に根浜海岸を訪ねると、浜はほとんどなく、海が迫っていました。付近は、地盤も沈下した場所もあり、大きな地震の予兆だったと言えるかもしれません。先日メールをくれたMさんも来てくれました。「私の家は、高台で大丈夫でしたけど、水が床下まで来ました。親戚、知人が大変でした」と、家のすぐ近くで車が高台に乗っている様子や、魚が家のなかまで来た様子を見せてくれました。その他、震災直後、飲み水がなく、壊されたジュースの販売機などの写真をみせてくれました。船が近所の2階の屋根を突き破っていく様子もみたとのことでした。(釜石の両石では、近隣の小学校の4階に車が突き刺さっていました)生活セットは、行政が混乱しているなか、将来の生活不安から1円でも節約したい状況下で、アパートを借りたりと自立への道に入る場合にも役立っていました。今回のミッションを終え、皆さまとお別れする時に手を振って見送ってくれた皆さんの元気をだそうとしている笑顔が印象的でした。「また来ます!」と気持を込めて。追って、写真、掲載します。

カテゴリー: 活動 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です