カタログ作業を終えた先週末、強行スケジュールで行ってきました!!目的は、幻の憲法「大島憲章」を学ぶため。「大島憲章」、ご存知でしょうか?
私たちは、椿油プロジェクトで利島に通っていた時に知り興味を持っていたのですが、今回ご縁があり、より詳しく知るために訪ねました。
時は敗戦直後の1946年1月29日、GHQは突然、「大島を日本の行政区から外す」と通告してきました。大島は日本から切り離されることになってしまったのです。
このとんでもない事態を受けて、島民たちは、何と「独立やむなし」と受け入れ、「大島の憲法」づくりに動き出したのです。
村人たちが集まり、こぶしで涙を押しぬぐいながら真剣に熟議を重ねてできあがった暫定憲法には、驚くことに「平和主義」と「主権在民」の精神が高らかに宣言されているのです。「日本国憲法」公布の半年以上前のことです。
2カ月後、行政分離が解除され、大島は日本に戻されることとなり、「大島憲章」は幻の存在となってしまいましたが、島民たち自らが主体となって素晴らしい憲法を作り上げたことは、大島の、そして日本の宝ではないでしょうか。
日本が戦争に突き進んだ原因の一端には自分たちにもあるとの反省と、苦難を経験し、如何なる戦争も二度としてはならないという平和への希求が、「大島憲章」の格調高い文体から脈々と伝わってきます。
憲法とは、「どう生きるか」「どのような国で在りたいか」、理想を追求し、人々が共に生きる指針のようなものであると感じました。
大島憲章の精神を次世代に残せるよう、共に学び、深めていけたらと思います。
ご案内頂いた「平和と憲法を語る大島の会」の中田さん、本当にありがとうございました!
↓素晴らしい憲法、ぜひお読みください!
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【大島大誓言】
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【大島政治形態】