石巻20110410

石巻、震災から約1ヶ月の状況をお伝えします。市の災害組織も立ち上がり、多くのボランティアの受け入れが始まっています。横浜ナンバーも1台、見かけました。しかし、避難所生活は大変で、なんとか、そこから出て半壊、或はアパート生活に移ろうと懸命です。半壊の市民の方が多い石巻では、物資支援はほとんど届いていないというのが実態です。車も流されているので、物資調達を自力で行うのも難しい。知り合いを頼り物資を集めてもらうなど、色々と努力されていもいるそうです。しかし、集まった支援物資の中には、残念なことに、汚れているもの、尿臭いものもなども多く、断念することも多いと聞きます。年老いた方々のなかには、仕方なくそれを持ち帰って行った方もあるそうです。どんなお気持ちだったのでしょう。石巻市からの支援金(国からの分配金)は、1世帯、全壊100万円、家を建てる方200万円プラス、半壊50万円が予定されてはいますが、手続き上、いつになるか不明です。日赤が、全壊35万円、半壊18万円で検討を始めるとのニュースを含めても、それがいつになるのか。全てを無くした現状は、本当に厳しい。半壊した人は、物資豊富な避難所でも提供を断わられています。理由は、責任が持てない、規律で部外は禁止されているからのようですが、緊急時に、それはどうなのか?(避難所では、物資はお断り状態)そのような中、ネパリからの生活セットは大人気で、次の予約も入るほど。敷布団も新品を18式提供しました(待っていた方々が、新品だとわかったようで、拍手と大歓声が上がりました)。これから、自立に向けて人々が動き出すとき、更に需要が増すので、暫く、この支援は続けようと思います。釜石でも必要と思っています。
今回は、何人かが、直接お礼を言いたいと集まってくれました。ご主人を目の前で亡くした人、その一言だけで涙があふれて来ますので、今、詳細にお聞きすることはできません。時同じくして、休日に、尾山台準備をしていたスタッフ宛に直接、電話が入りました。石巻でも、一番被害が大きかった北上町の方からです。「Sさんから教えてもらいました。ネパリ・バザーロさんですか?こんなにたくさん頂いて・・・本当にありがとうございました。本当に助かります。ご支援いただいた多くの皆さまによろしくお伝え下さい。」3日前の余震で、市内の道路は陥没。せっかく復旧した水道もストップ。人々の苦難は続いています。

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