昨夜11時過ぎ、横浜に戻りました。東北自動車道が開放されたとは云え、地域の道路状況に不安もあり、往復含め移動距離が1700キロに及ぶ長距離なので、4名のチームで行ってまいりました。突然の東北行きに際し、支援品を素早く届けてくださった皆さま、ほんとうにほんとうにありがとうございました。おかげさまで全て、必要としてくださる方のところに無事お届けすることができました。釜石で支援物資をお届けした6ヶ所は、寺院の避難所2ヶ所、集会所の避難所1ヶ所、半壊のホテルに身を寄せている方々の所、お店の2階のフリースペースにネパリのお取引先レストランのオーナーご夫妻とお兄さんご家族の2家族が避難していらっしゃる所、釜石市の緊急支援センターです。仙台市では2ヶ所、「パレスチナ・オリーブ」さんと仙台みやぎサポートセンター内の支援センターです。予定にはなかったのですが、宮城県石巻市にネパリのサポート会員の方がお住まいでご無事とのメールをいただいたので、急遽、仙台市内でカイロやカセットコンロ&ボンベ、下着、歯磨き&歯ブラシなどなどの生活用品、お米、牛乳などなどの食料品を買出し、伺いました。突然の訪問にとても喜んでくださいました!その直ぐ近くのお取引先の輸入雑貨店さんにも伺いました。幸いお店は津波から免れることができましたが、裏の道路までは海水がきて、多くの友人、知人を亡くされたそうです。お店は経営者・菅原さんの姉御肌のお人柄もあり、被災された方たちが集まり、情報交換や癒やし(にまではまだ時間がかかりそうですが)の場となっていました。ローン返済を終えたばかりの家を流された友人や弟さんもお店の奥を一時避難所とされ、皆さんで生活していらっしゃるようでした。お店は商品も無事だったので、支援の意味も込めて、商品をたくさん買い込んできました。菅原さんは「震災後初めてお金を見た!」とおっしゃって喜んでくださいました。商品は事務所にありますで、いらっしゃる機会があり、お好みの物がありましたら、是非お買い上げください。
以上のように、避難所、個人のお宅、お取引先、支援センターなど計10ヵ所に伺うことができましたが、特に、釜石市の「大只越避難所」ではネパリスパイスの「野菜カレー」、具のたっぷり入った「豚汁」、おもちを焼いて海苔で巻いたものなど温かいお食事をつくり、召し上がっていただくこともできました。皆様も手伝ってくださり、わいわいと楽しいいつものネパリキッチンになりました。
たくさんのお話を伺ったので、もっと細かくご報告をしたいのですが、又の機会とさせて頂きます。
今後、被災地を回る中で感じたこと、考えたことを、今後、幾つかのプランに集約し、支援を続けます。今回の地震と津波の被害はあまりにも広域にわたり、空前の被害を受けたもので、私たち日本国民が一丸となって復興にあたらなければならないとつくづく感じました。まとまりましたら、公開して参りますので、ご一緒にご支援いただけるとありがたく、嬉しく存じます。
現在の沿岸部被災地の状況を知りたい方に、遠野ボランティア基地 現地情報書き込み掲示板も有効かと思いますので、ご紹介します。遠野は、沿岸部支援拠点として注目されている場所ですが、遠野市も好意的に受入をしています。ニーズは日々変化していますので、あくまで、参考として。