《日本で最も美しい村》

日本で最も美しい村にも選ばれていた飯舘村。自然豊かで本当に美しい村です。写真は、飯樋小学校(現在は、飯舘村地域防災センター)。子どもの目線で考えられた工夫がたくさん!わくわくするような作りになっていました。
村の中には未だにフレコンバッグが山積みにされています。このフレコンバッグの中につめられているのは、そして減容化施設で処理されているのは、ただの”汚染土”ではありません。
国策の満蒙開拓団として満州に渡り、敗戦により命懸けの逃避行で帰国された方々。戦後の混乱の中あてがわれたのは未開拓の地など。飯舘村に入植した方々も多くいらっしゃいます。中でも厳しい土地をあてがわれ、冬は凍りつくような荒地を鍬一本で拓いてこられました。
半世紀以上かけて、生きていくため、次世代のため、耕してこられた土地。その一番肥沃なふかふかの表土を除染ではぎとられ、フレコンバッグにつめられ、村内の減容化施設で燃やされました。
減容化施設がある蕨平、帰還困難地域の長泥も開拓地です。

“命懸けで耕した宝””歴史がつまった土”です。どれほどの無念か・・・この時代に生きる一人として、電気の恩恵を享受している者として、大きな責任を感じます。

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