伊江島の軍用地問題に関する陳情書(レプリカ)の展示作業をさせて頂きました

1965年9月18日に戦後初めて佐藤栄作氏が来沖した際、米軍による土地接収で苦しむ伊江島軍用地被害地主代表連盟による「伊江島軍用地問題に関する陳情書」が作成、提出されました。
その所在は不明のままだったのですが、「復帰50年を考える会」の方々のご努力により発見され、2022年2月に「わびあいの里」に返還されました。
沖縄の日本復帰から50年の節目の年に見つかった貴重な資料の展示という、大変大変重要な役割を担わせて頂きました。
私たちに大事な作業を任せてくださった謝花悦子さん、「沢山の仕事をしたい!」という私たちの気持ちに応えるために(!)、数か月前から細やかな準備をして当日も走り回りながら指示してくださった大城さん、わびあいの里を長く支えていらっしゃる関係者の皆さま、伊江島で受入れてくださった方々に、心から感謝申し上げます。
陳情書が展示できた時、謝花さんが涙を流されていました。
壮絶な戦争体験、その後の非道残忍な米軍占領下、そこからの要求は、「一日も早く日本国民として日本国憲法の下で、安心して生活ができるようにわれわれを引きとってもらいたい。」という、祖国復帰を願うものでした。
しかし今、その願いは果たされているのでしょうか・・・
「命がけで本土復帰運動をしたことを後悔している。何故、あの時独立運動をしなかったのか」と謝花さんは言われました。
この陳情書に書かれていることは、今を生きる私たち、一人一人に向けられているもののようにも感じます。
阿波根昌鴻さんをはじめ、被害地主代表の方々の怒りと願いにこたえるため、私たちはどう生きるべきなのか・・・この陳情書を一人でも多くの方に見て頂きたいと思います。
貴重な機会をありがとうございました。
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