キサン民族のニュース (2013-03-26)

昨年秋にキサン民族の地位向上を願い活動するキサン・ファンデーションに行った時のことが、現地のメジャーな新聞、ゴルカパトラに掲載されていました。言葉は、キサン語で、ネパール語、ヒンディー語が混じったような言葉で、最も近いのが、ジャナカプールでなどミティラアートで有名な所で話されているマイティリ語に近いとも言われています。後日、その取材をされたビムさんにお会いしました(代表の土屋と写っています)。ビムさんは、キサン民族で初めて高校を卒業し、その後、苦学しながら大学院まで進み、トリブバン大学の研究員をする傍ら、新聞レポーターとして活躍されています。また、キサン民族のために働いていらっしゃいます。

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ネパリ・バザーロからキサン民族の学生に奨学金支援来る

ジャパより。ネパリ・バザーロというNGOからの支援を受け、キサン民族の困窮家庭の学生達がキャンパスで学ぶ機会を得ています。ネパリ・バザーロというNGOは活動利益でネパールのキサン民族の学生達の教育レベル向上を目的として、2067年(2011年)から奨学金支援をしています。このNGOは学生達の学費だけでなく、制服や教科書、文房具なども支援し、学生達は直接の大きな利益を得ています。今回、ネパリ・バザーロの副代表であり、日本で会社を経営している完二さんは支援している学生達に会うためにジャパに来て、このキサン語の紙面のコーディネートをしている筆者は完二さんと会う機会があり、キサンの学生達の教育状況について話し合いました。 
この時、完二さんはキサン民族の地位向上を目指すNGO、キサンファンデーションにパソコンを寄付し、今後も支援を継続すると約束しました。ネパリ・バザーロはフィディムのカンチャンジャンガ紅茶農園で働く人々の子ども達や、あまりにも少数で消滅しそうな民族であるキサンの学生達の教育支援をしながらオーガニック紅茶の貿易をするNGOです。ネパリ・バザーロはその利益の中から一定割合の資金をソーシャルワークに使います。キサンの学生達に技術系や一般教育の支援をしています。完二さんは「キサンの学生達が喜んでいると私も嬉しい」と、言いました。
 最初の年は、シャンティキサン、ジーワンキサン、スンダルワルキサン、スニタキサン。2年目はラジェスキサン、プラジュワルキサン。3年目はロナキサン、ムナキサン、プラディープキサンを支援し、スニタキサンはCMA、プラディープキサンはJTAという技術教育を受けました。他の学生は教育やビジネスなどの教育を受けています。
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