ちえのわハウス閉店 (2/20)

今月でお店を閉めることになった、神奈川県小田原市にある「ちえのはハウス」さんを訪問しました。私たちが活動を始めて、販路に困っていた頃に伺い、話しを聞くなり取引を始めてくれた、私たちの立ち上げに大変ご協力を頂いたお店です。今のフェアトレードの基礎を築き上げた時代のひとりです。「あの頃は、情熱に燃えて、楽しかったね」と色々なお話をしました。閉店後は、「ポストちえのわハウス」の構想もあるようです。次の若者に引き継ぎ、時代の一角を担ってくれるといいなぁ、と語り合いながら失礼しました。今月末まで、あとわずかですが、是非、伺ってみてください!
ちえのわハウスさんの場所、地図、立ち上げ経緯は、こちらです!

<「行ってみようあのお店」P.32より抜粋>
皆のちえを出しあって
ちえのわハウス
所在地 〒256-0812 小田原市国府津3-14-3
TEL/FAX 0465-49-6045
営業時間 AM10:00~PM6:00
休日 日曜、祝日、夏休み、年末年始
開店年月 1993年7月
U R L http://homepage1.nifty.com/odawara/

 「モン族の刺しゅう絵本」に出あったこと、それが私達の活動の始まりでした。自分にできることはやってみようと即売会、講演会など海外協力のNGO活動を支援するボランティアを一生懸命にやりました。一方で快適さを求めすぎた結果の反省にたつ活動をしていた仲間がいました。牛乳パックの回収と再生紙の利用、石けんの普及、安心な食品のグループ購入、こども文庫、etc…。
 やがて、仲間の中から店舗の提供があり、思いきって株式会社を設立することにしました。あえて株式会社という経済活動にすることで目的を具体的に普遍的なものとして追っていけると考えたのです。呼びかけ人6名、賛同してスタッフになった人十数名、理解し資金協力してくださった株主さんが60余名です。
 毎日のお客をお待ちしているのは、いわば地場産業のフェアトレード品といったもの、つまり生産性は高くはなく、生産コストは高くつく、従ってお値段も高めという、素材製法にこだわった安心な食べ物です。生産者の方々は消費者の、“物の適正な価格を支払う”良識に期待して、良心的に利幅は薄い物づくりに励んでいます。こういう生産者なしに食の安全を守ることは出来ないでしょう。パン、ハム、豆腐、調味料、乾物、野菜、等々、おいしいですよ。
 アジア、アフリカ、中南米からの手工芸品、生活雑貨は、九つのフェアトレード団体と三個人の取り扱う品々です。オーガニックコットンのTシャツのようにすぐれて実用的な物、非日常的でカラフルな民族色豊かな民芸品等、いずれも発展途上国の、多くは女性の手になり、彼らの生活向上の願いをこめて作られたものです。乞うご来店!(文:和田美恵子)

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