ワカメツアー田老町 (2014-03-29/30)

2日間のワカメ-ツアーが終わりました。奇跡的に復活した真崎ワカメ。震災1ヶ月後には、来年に向けた準備を進めたことが、この成功の鍵を握っていました。田老町魚業協同組合長の小林さんの決意が周りを動かした結果です。若い組合員の方にお聞きしたら、絶対無理と思ったとのことでした。お陰で、町も復活。この組合では、当時の真崎ワカメ産直を目指した組合長が唯一人、お亡くなりになっています。復活は遂げたものの、大多数の皆さんが仮設住宅住まい。高台の遠方にお住まいのため、水揚げの忙しいシーズンは、極度のマンパワー不足になっています。仮設にお住まいの方々も、家族を亡くした人々は、今も、「どうして助けられなかったか」と、未だ、悩まれていらっしゃいます。震災から3年経って、やっと瓦礫がなくなったばかり。これからが復興の大切な時を迎えます。訪れるボランティアが激減したなか、このツアーは、とても喜ばれましたが、同時に、「物作り」の大切さ、「避難」は如何にあるべきか、人々の苦悩と共に、多くのことを教えてくれます。是非、若い方々に来て欲しいと参加者一同感じた旅となりました。

作業は、湯通し、冷却、脱水、塩まぶし、漬け込みまでが完了したワカメを冷蔵保管するために、17kg毎に計量して袋に入れ、木箱に詰める作業のお手伝いをさせて頂きました。一年分のワカメの作業を、収穫シーズンである3~4月に終えなければいけないため、人手不足の時は、漁から戻ってきて休息をとっている漁師さんたちも、この作業をしなければならないそうです。不慣れな私たちではありましたが、総勢33名で計5時間作業させて頂いたこの2日間は、特に、日曜日に、漁師さんたちに休んで頂くことができたそうです。良かったです。最後に、収穫したばかりのワカメをしゃぶしゃぶで頂きました。最高に美味しかったです。あたたかく迎えてくださった田老町の皆さん、参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!!肉厚で歯ざわりのよい真崎ワカメ、たくさんの人々の思いが詰まっています。ぜひお召し上がりください!! 陸前高田「椿のみち」からも7名の参加があり、また、お土産まで持参して頂き、ありがとうございました!

ツアーの最後に、このツアーに参加してくれた盛岡にあるフェアトレードのお店、彩さんのお店に伺いました!

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