Report from Jiyuunomori High School Sales project

先日開かれたボランティア交流会のことが、自由の森学園物販プロジェクト事務局のメーリングリストに流れました。掲載許可を頂きましたので、ここにご紹介します。

■□■Jiモールニュース-No.20 /2010.07.27/ ■□■
[報告] ネパリ・バザーロ「ボランティア勉強会」に参加して

ネパリ・バザーロでは、ネパールの生産者の方々を日本に毎年お呼びして、縫製などの技術研修と交流を行っています。今回は、縫製の仕事をしているアンジェナさんと輸出事務手続きをしているビンジュさんが来日したので、彼女たちを囲んでの意見交換会のような集いが7月18日に横浜市で開催されました。参加者は、ネパリのスタッフを含め30人位で、ネパリ・バザーロの仕事を支えて10数年という方がかなりいらっしゃいました。その会に、H2の阿知波さん親子が参加されると、ネパリ・バザーロの土屋さんからお聞きし、鈴木(Jiモール事務局)も行ってきました。
阿知波さんに感想を寄せて戴きましたのでご覧ください。

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7月の学年ワークで娘が「ネパリ・バザーロの作業所へ行こう」の企画をたてました。  結局、他の企画に決まってしまったのですが、丁度ネパールの方が研修に来られると聞いたこともあり、「だったら、個人で行って見よう」と(仲間に声をかける間はなかったようで)母である私を誘い、親子で参加することになりました。
私もこんな機会はめったにないので、喜んで参加しましたが、実はその日何があるのかよくわからず、「この際、自由の森学園のアピールをしよう」とか「他の人をお誘いしよう」とか、全く考えもおよびませんでした。
ですから、鈴木さんが参加されると聞いて、驚きました。でも、実際、本当にお出でいただいて助かりました。ありがとうございます。
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その日行ったところは、ネパリ・バザーロの作業所から少し離れたところにある「ベルダ」のお店が入っているアース・プラザというところでした。お店には、「ベルダ」 の本の中に載っている服や雑貨がたくさん並んでいて、あのやさしい色、素材に手で触れ目でみることができたのです。そしてそれを実際に作られている方や関わっている方とお会いしてお話できたことで、すべてはひとつに繋がり、大勢の人の思いや志、人生が一つ一つを作り上げているんだということが、直に伝わってきました。
作る人とそれに関わる全ての人がそれぞれの力を出し合い、ひとつのことに向けて取り組んで行く中、買う人も含め対等な関係で育ち合おうとしている!と感じました。
自分とも、人とも、自然とも真剣に向き合い真の生き方を求めて生きようと努力している方々の姿は、学校を作り続ける自由の森学園の姿と重なりました。
将来について、悩み始めている今の娘にとって、必要でとてもいい出会いだったと感謝しています。そして、その出会いをここだけのものにせず、つなげてゆきたいと思っているようです。
スタッフの方も生徒からの真剣な依頼をとても喜んで下さり、「そんな学校でしたら、ぜひ直接、生徒さん達と関わって、何かできることがあれば」と言って下さって、いました。本当にありがたいことです。
これをきっかけに、良い繋がりができていけたらいいなあと、そっと、見守りたい気持ちでいます。(保護者H2-4阿知波)
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<あとがきにかえて>
自己紹介のときに、3人で自由の森のアピールと、6月末出版の食堂を書いた本「日本で一番まっとうな学食」の宣伝をしてきました。ボランティアの皆さんは、注文品の発送などを手伝っており、「Jiモール」と書いた注文書を見ましたよ、と声をかけてくれる方もいらしゃいました。
自由の森学園では、社会科の授業で「フェアトレード」を一つのテーマとして扱っていますと話したら、みなさん驚いていました。
フェアトレードの実態は、ネパリ・バザーロのように相手国へ頻繁に出向き、そこで生産者の目線を忘れずにパートナーシップで商品開発していこうという流れと、エコ商品とおなじで、フェアトレード認証というラベルを商品に貼ることで一定のお金を生産者に還元するような商売の流れ(欧米のフェアトレードの流れ)があるそうです。日本でも後者の流れがだいぶ広がっているとのこと。確かにファミレスなどで、ファエトレードのラベルのついたコーヒーを見たことがあります。
一昔前のように「ファエ」か「アンフェア」なんていう単純なことではない状況になっているようですから、もっとしっかり勉強し直さねければいけないと、この勉強会に参加してようやく気がつきました。(事務局鈴木)

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