『豊栄開拓の礎』@飯舘村(2017.6.26)

村内をご案内頂き、この礎に出会いました。飯舘村に入植した、山形の満蒙開拓団。裏にはお名前がびっしり書かれていました。

満州から引き揚げ、行き場がなく、行きついた飯舘村。中でも厳しい土地をあてがわれ、神社の一角で寝起きしながら、凍りつくような荒野を拓いてこられました。豊かに栄えるようにと「豊栄」という地名が名づけられたそうです。

命辛々辿り着き、半世紀以上かけて耕してこられた土地。その一番肥沃な表土を除染ではぎとられ、村内の減容化施設で燃やされています。村内には233万袋のフレコンバッグがあるそうですが、その中に入っているのは、命懸けで耕した宝です。歴史がつまっています。

これは、許されてはならないこと。この時代に生きる一人として、大きな責任を感じました。

カテゴリー: 活動 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です