《チトワンのはちみつの村へ ネパール9-10日目》

 完二さんはシリンゲ村へ。私たちはカトマンズから車で6時間走り、チトワンのバハラプールに到着。そこからガタガタ道を2時間走った奥地の村を訪ねました。チェパン民族の方々が暮らす村です。ちょうど、村人たちが協力してはちみつを収穫していました!!
蜜源はチウリの花。大木に白い花がたくさん咲いていました。ネパール原生の木なので、初めて見て感動でした。チェパン族の方々は、チウリの木をとても大事にされています。崖っぷちに根を張り、大木になります。崖崩れを防いでくれて、花からは蜜がとれ、実は甘くて美味しいフルーツに、種からは良質なオイルがとれて、とても丈夫な幹は建材に。村のいたるところに大木がそびえたっていて、村人たちをゆったりと見守っているようでした。木に近づくと「ぶーーーーん」とたくさんの蜂の羽音が響いていました。蜂の合唱のようでした。
写真の赤いショールの女性はサニタ・マヤ・チェパンさん(27)。家畜の世話や自家用のとうもろこしの栽培など家の仕事を手伝ってきて、学校に行ったことはありません。2年ほど前に兄から養蜂を学び、今は30の巣箱を持っています。「これから学校に行くわ!遅いなんてことはないでしょ」と笑顔のサニタさん。養蜂を始めて自分で稼ぐことができるようになって、大きく変わったといいます。マハラクシュミさんに「養蜂のトレーニングも受けて、技術をしっかり学びたい。読み書きでないけど大丈夫かしら」と相談していました。「大丈夫、いつでもサポートするから。マーケットのことも心配しなくていい。採れた分は全部買い取るから、養蜂に専念して一生懸命頑張りなさい!」とマハラクシュミさんは背中を押していました。
私たちのはちみつは、養蜂の専門家マハラクシュミさんを通して届いています。生産者に実際にお会いして話を聞くと、私たちの役割と目的を再認識すると同時に、大きな大きな責任を感じます。

今年も頑張らないと!
2019年もどうぞよろしくお願いいたします!

カテゴリー: 活動 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です