ネパールではダサイン(お祭り)が明けましたが、厳しい状況が続いています。(2015.10.30)

生産者から、日々メールが入ります。「インドが国境を封鎖したため、ネパールではガソリン不足、価格が急高騰しています。そのためバスや車など輸送機関がほとんど走っていません。食料や物資全般、炊事用のガスも不足しています」

今は来年の開発に大事な時期なのですが、予定通りには全く進みません。長年のお付き合いのネパールで慣れていることとはいえ、大変です。

さらに、ネパール大地震復興支援の活動も影響を受けています。なかなか米が集まらず、また、車のガソリンが確保できないためですが、なんとか、避難キャンプ、そして厳しい生活を強いられている村への食糧支援を実施できました。

現地の様子は、日本の大手各社も伝えています。毎日新聞(2015.10.27)でも、「ネパールは25日、約9000人が死亡した大地震の発生から半年を迎えた。被災地では今も食料や仮設住宅が足りていない。厳しい冬を前に、支援団体は時間との闘いを強いられている」又、「9月に公布された新憲法に対する抗議活動による政情不安が続く中、インドとの国境付近では物流が滞っている。このため、インドからの輸入に頼っていたガソリンなどの燃料不足が深刻化。冬季の支援物資の配布に影響する可能性もある」と報じています。

もともと暖房設備のないネパールですが、燃料が不足し、さらに寒さが身にこたえる冬になりそうでう・・・避難キャンプには、ご高齢の方、子どもたち、たくさんいます。

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