少数民族・キサン民族の若者(2016.6.13)

ネパール南部のタライ平野にて、若者たちが、自ら生活向上のために活動しているNGO「キサンファンデーション」に行きました。キサン民族の若者たちにも、専門教育の奨学金を出しています。

「『SLC(高校卒業資格)』に合格したら、奨学金を出すので、皆さん頑張ってください!」と伝えると、「進学できるなんて夢にも思っていなかったから、何が勉強したいかなんて考えたこともなかった」というランジータさん。笑顔が素敵な女性です。昨年は英語と社会を落としてしまいましたが、今年こそは頑張って欲しいです。

もう一人のランジータさんは、父、母、お姉さんが5人、弟が2人で、弟の一人はカトマンズで丁稚奉公しています。家計が貧しいので、彼女も住み込みでお手伝いをしています。もう一人の弟も同様です。9年生、10年生で経済と教育を学んだので、コマースに行くことを希望しています。分かれる時、最後まで一生懸命手を振ってくれたのが印象的でした。

若々しさあふれる彼らの写真からはあまり伝わってきませんが、バックグランドはあまりにもハードで、厳しい生活を送っています。一人でも多くの若者に、チャンスをつかんで欲しいと切に願います。

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