大地震の被災地、アパガリ、サッティゲル、ラムチェへ。(2016.6.17)

地震の前から、厳しい生活を強いられていた地域です。
一番深刻なのは、水問題。水がなければ、家も作れません。

ラムチェでは、近くの川まで水汲みに行かなければなりません。ドコという籠を背負って水汲みに行くのは女性の仕事、重労働です。乾期で川が枯れている時期はさらに大変です。15日 に一度くる水に頼るしかありません。しかもその川には生活用水が混じっているので、危険です。

サッティゲルでは、公共の水、15日にほんのわずか。後は、ラムチェの皆さんがいく川まで降りるのは大変。

3~5年後、政府が川から水を引く大きなプロジェクトを計画しているという話もありますが、『このまま5年も待っていたら死んでしまう』と村人たちは言っていました。地震で水源が変わっているため、作物も、元もと水不足に拍車がかかっています。

アパガリまで降りると、インフォ・ネパールというNGOが管理する水が、1日1度朝6時から8時まで来ますが、水源が限られているので、供給する意思もありません。

上の水がないので、皆がアパガリまで降りれば収容しきれません。

話し合い、井戸を掘ることにしました。村人たちと、『頑張ろう!』と確認しあい、今日は別れました。政府に頼らず、地元のボランティアの方の精力的な働きと共に、できることを着実に進めていきたいと思います。皆様に頂いたご支援のおかげです。ありとうございます。

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