野田村、岩泉の様子 Recent disaster in northern part of Japan (2016. 9. 17)

明日からの稲刈り・椿ツアーを控え、バタバタしている皆様もいらっしゃることと思います。明日は、スタッフ一同、お待ちしております。

 今日は、久慈市の災害の様子に引き続き、野田村、岩泉近隣の災害状況をお伝えします。野田村は、漁港を中心に大きな被害が出ています。近郊にある下安家の鮭マスふ化施設の惨状をどう伝えたらよいのか。ふ化施設の手前の新しい橋は崩落し、大量の流木が絡まり、川の流れをせき止めているようでした。また大雨が降ったらとハラハラします。昨夜、災害対策本部の方に伺った話では、損害額は十数億にも上るそうです。
本州一の鮭の漁獲量を誇る岩手県で、野田村は稚魚の生産量の40%を占めるそうで、岩手県としては再開してほしいと望むものの、国、県、村からの補助を合わせても漁業協同組合の支出は膨大な金額になり、やめたいともらす漁協関係者もいらっしゃるそうです。添付の写真は分かりにくいと思いますが、崩落した橋に流木が引っかかっている様子です。
現在の野田村の状況は、色々な自治体からの視察が続き、対応におわれているようです。視察は説明すれば良いと思われますが、マスコミの取材は逆に困ることもあるようです。先日のシネマナイトでお聞きしたようなことがおきています。

下安家から岩泉に向かい、田野畑を通り抜け、右折して455号線に入った途端、風景が変わりました。紛れもなく被災地です。氾濫した小本川流域の風景は3.11の時と重なって迫ってきました。道路両脇の瓦礫。ひっくり返った車。中が丸見えでがらんどうの家。冠水している道路を走ったり、逆に乾いた赤土の道路を走っていると、ダンプカーが巻き上げる土ぼこりで前が見えなくなったり。
岩泉町役場総務課の畠山さんに支援金をお渡しし、メッセージをいただきました。「ボランティアの応援がとても必要です。被災された方達の泥掻きを手伝って!という悲痛な声に応えていただけたら本当にありがたいです。10月の連休に期待しています」。今回は、大量の流木が強く印象に残りました。
まだ見つからない方々がいらっしゃいます。大量の流木の中に・・・、手荒く除去できないというジレンマがあると、関係者の方が言われるのを聞き、はっとしました。
どうぞ、関係の皆様にも、お伝え下さい。

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