ネパール地震・被災地の村へ(2016.12.23)

カトマンズから車で2時間、さらに険しい山道を徒歩30分。現地の方もほとんど訪ねない奥地の村です。冬というのに太陽が照りつける乾いた山道を30分、きつかった…

1番の問題は水です。元々水が貧しい地ではありましたが、地震で水源が変わってしまい、さらに厳しい状況です。

女性たちは朝5時から、往復1時間かけて川に水を汲みに行きます。背中に背負ったドコで水がめを運び、一日6往復。家畜の餌を運ぶのも女性の仕事。重労働です。

命の源である水ですが、家を建てるのにも水が必要です。井戸を掘る支援をスタートしています 。

村の男性たちは、土をこねてレンガを作り、交代で家を建てていました。多くの男性は海外に出稼ぎに行っているため労働力が不足し、建築資材は高騰しています。

また地震が起きたら…と思うととても不安な作りですが、手に入る資材で自分たちでやるしかありません。寒い冬を迎えつつあり、またトラが出る地でもあり、一刻も早く…

多くの方が被災し、病気を患ったりとそれぞれに大変な状況ですが、地元の若者たち5人がボランティアとして動いてくださっています。自宅が全壊しているにもかかわらず、自分の事は後回しで村人たちをサポートしていました。

とても前向きで、皆に頼りにされています。爽やかな表情に、心が洗われました。

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