≪ネパールの養護施設MSCC、若者の自立に向けて(シェア・拡散希望)≫

私たちが30年近く支援してきた、ネパールの養護施設モーニングスターチルドレンズホーム(MSCC)について、いつも支えて下さる皆様へのご報告とご支援のお願いです。

今年の2月、子どもたちの面倒を全面的に看られてきたラムチャンドラさんが急逝されてしまいました。存続が厳しくなり、身寄りがいる子はできるだけ家に戻す努力をしてきました。それでも、どうしても行き場がない子どもが14人います。

その中でも、路上から救出された天涯孤独の少女2人、アシャさんとシムランさんは、自立しなければならない年齢になりました。

彼女たちは今年からカレッジ生(日本では高校2年生)になります。2人と話し合い、看護コースを目指すことにしました。私たちはこれまで多くの奨学生を支援してきましたが、看護コースに進学した若者たちのほとんどが仕事に就き、良い収入を得て、自立しているからです。

2人とも勉強を頑張り、先週、西ネパールにあるパルパという地域にある学校から受入れ通知が届きました。(最初は、親のない彼女たちは身分を証明するものがないからと断られてしまい、かなりショックでした)

間もなく、2人は幼少から暮らしてきた首都カトマンズにある養護施設を離れ、パルパに向けて出発します。宿舎に入り、3年間学びます。良い旅立ちになることを心から願っています。

私たちは奨学金支援を通して、自立に向けての歩みを見守っていきます。しかし、問題は学費があまりにも高いことです。費用は、学費と宿舎での生活費、食費などで2人で年間約60万円、3年かかります。

この金額は、私たちの通常の奨学金支援の2~3倍です。さらに、今年は新型コロナウィルス感染拡大のため、人々の生活は逼迫していて、私たちへの奨学金リクエストも急増しており、今年は予定の倍近くの支出が予想されています。

私たちも大変厳しい状況ではあるのですが、看護コースを卒業すれば仕事が得られます。他の奨学生も、支援されていた立場から、兄妹を支援し、社会に貢献する立場に代わり、元気にされていますので、きっとアシャさんやシムランさんもそのようになると思います。後に続く子どもたちにとってもよいモデルとなることと思います。

日本もコロナ禍で厳しい中、このようなお願いは大変心苦しいのですが、皆様のあたたかいお気持ちをお寄せ頂けましたら本当にありがたいです!

シェア・拡散も大歓迎です。

【ご支援金のお振込み先】
1)郵便振込 00200-3-139812 トクヒ)ベルダレルネーヨ
2)ゆうちょ銀行
支店名 028 普通 2305212 口座名 トクヒ)ベルダレルネーヨ

(お振込みの際、もしくはメールにて、MSCC特定寄付の旨ご連絡頂けましたら幸いです。お名前、ご住所、お電話番号もお知らせ頂けましたら幸いです。common@nbazaro.org )

2020.11.22

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