副代表からシリンゲ村の写真がたくさん届きました。見るも無惨な家々の様子に言葉が出ません。家はほとんど壊れ、326世帯の内、住める家は10軒ほどだそうです。犠牲者がいらっしゃらなかったことが救いです。
シリンゲ村は、ラリトプール郡の最南端に位置します。山の起伏が厳しく、行き来が非常に難しい地域です。ようやく車で入れるようになりましたが、つい最近までは、車を降りてから8時間程歩かなければ辿り着けない、陸の孤島でした。
シリンゲコーヒー協同組合のメンバーたちは、教育をほとんど受けていないことやあまりにも貧しいことを理由に、これまで地域の中でも見下され、差別されてきました。
協働組合を設立し、代表となったバドリさんは、そうした偏見や差別に屈せず、これまで21年間、コーヒーの市場を細々ながら守ってきました。また、組合員や理事はトップカーストのブラーマンからアウトカーストのダリットまで、多くのカーストを含み、共に運営しています。これは、いまだ偏見と差別が根強く残るネパール社会にあって、とても画期的なことです。
そんなバドリさんを、ネパリは長年支えてきました。奨学金支援も行い、有機農業の専門知識をつけた意欲ある若者が村に間もなく戻り、ようやくこれから次の世代に、貧困の連鎖を断ち切り、新しいステージに、という時の大惨事です。
カトマンズに戻った副代表は、シリンゲ村に同行されたネパールのマウンテンTVのリポーターの方と、シリンゲ村のラジクマールさん(チトワンで勉強中の奨学生)と支援計画の打合せを行いました。(この時撮影されたシリンゲ村の様子が、先ほどネパールで放映されたそうです)改めてご報告を致しますので、少しお待ち下さい。
また、今後のコーヒーの入荷につきましては、皆様にはご迷惑をお掛けしてしまうかもしれません。ちょうど村ではニュークロップが収穫されている頃です。彼らも現金収入が必要なので、できるだけ早く日本に送れるようにしたいと思います。コーヒー豆を収穫し、選別をし、仲間と共に無心に手を動かしている時だけは、これからの不安を少しでも忘れられるかもしれません…
ネパールから届く美味しいコーヒー、どうかお待ち下さい。お客様が待って下さっていることが、一番の励みです。いつもありがとうございます。




