雄勝から、ネパールへ。それぞれのカタチで、それぞれができることを。(2015.7.13)

「おがつ復興市実行委員会」「おがつの芸祭鼓舞実行委員会」より、ネパール大地震の支援金を頂きました。とても励みになるメッセージを頂きました。ご紹介させて頂きます。
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両団体は、宮城県石巻市にある「雄勝町」という20m以上の津波で町ごと消失してしまった地域で、震災後、継続的にお祭りを開催しております。

去る5月24日に特産品である雄勝石(東京駅舎の屋根材や硯の材料)と、伝統芸能(600年以上続く神楽や獅子舞など)にスポットを当てたお祭りを実施しました。その会場に募金箱を設置し集まった分と、実施したワークショップの参加費や、雄勝石などの販売売上の一部をあわせ、今回、支援金として送らせて頂きました。

ネパリの皆様には、石巻にも緊急支援物資をお送り頂き大変お世話になったと記憶しているメンバーも複数おりました。緊急期に受け取ったネパリからの支援物資が、女性や子供にも配慮したものでとても助かったことが強く印象に残っていたようです。

ネパールに縁が深かった石巻在住の写真家の子は、過去にネパールで撮影した作品の販売を始め、地元内外から沢山の支援金が集まりました。

そんな動きを知った牡鹿半島の漁師さんは、震災後初めて水揚げできた4年子のホヤをネット上でチャリティー販売を始めました。

市内のお店など、あちこちに募金箱も設置され、ネパールに想いを馳せている人たちがたくさんいます。

今回の雄勝でのお祭りのチラシなどのイラストやデザインを担当している石巻の女の子はネパール大地震発生後、何度も繰り返し、ネパリのみなさんの投稿をシェアし、支援を呼びかけていました。

それぞれのカタチで、それぞれができることを。

きっと、こんなひとたちがたくさんいるのだと思います。東日本大震災でネパリのみなさんに出逢い、心あるサポートを受け、ネパールという国の存在に触れ、それが巡り廻って、繋がって、祈るだけじゃない、具体的なアクションに踏み出せたのだと思います。

これまで20年以上に渡りネパールの問題に向き合ってこられた皆様であれば、緊急支援だけの一過性のものではなく未来に繋がっていくのではないかと感じております。

ささやかながら、恩返しになれば幸いです。
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本当にありがとうございます。スタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもずっと、共にあります。

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