ネパールでＳＬＣ（高校卒業資格）の試験結果が出つつあります。ネパールの中でも、少数民族で経済状況が非常に厳しいキサン民族。私たちが支援しているキサンファンデーションから、今年は５人が受験して、スバシュ君が好成績で合格しました！おめでとう！！
小さい頃にお父さんが亡くなり、スバシュ君は養護施設で育ちました（私たちが支援しているスワボーダケンドラです）。お母さんは再婚し、２人の弟がいます。獣医になることを夢みて一生懸命勉強しています。全国一斉試験なので、カトマンズの私立の学校に通っている学生に比べたら、生活環境、学習環境のハンディが大きいにもかかわらず、この結果が出せるのは、非常にすごいことです。チャンスを自分の手で掴もうと、必死に努力したことと思います。本当におめでとう！！これからが楽しみです！！
｢ＳＬＣをパスしたら何を学びたいですか？｣と聞いた時、｢進学できるなんて考えたことがなかったから、何を学びたいかなんて考えたことがありませんでした｣と答えたラジュタさんとサビタさん。ラジュタさんは残念ながら不合格でしたが、サビタさんは追試のチャンスがあります。何とかパスして、未来を切り拓き、後に続く若者のモデルとなるよう生きていって欲しいと、日本から願っています。
※２枚目の写真がスバシュ君。３枚目はラクシュミ君、４枚目はゴビンダ君。彼らは、ＫＴＥの奨学生で獣医を学び、今は仕事として活躍しています！先輩に続いて、頑張ってほしいです。
