ネパール大地震その後 (2015.10.18)

4月末の大地震、以後、皆さまの絶大なサポートを受けて様々な支援を実施中です。その間、憲法制定(9/20)を経て、これからという矢先、インド国境封鎖。今も、物資不足で、お米を中心とした支援物資を沢山集めることができません。現地の協力者も、支援中に発生した地滑りで、石が足に当たり怪我をしたり、疲労から熱を出して寝込んだりと苦労しています。又、支援金を海外送金すると、支援先には届かず、政府口座に組み入れられてしまうので、送金も慎重に、一度に大金を送金しないなど、これが、また、大変です。被災した現地の皆さんの目線にたつと、政府は支援、いや、被災者のことを忘れ去ってしまったかのようにすら感じることが多いのが現実です。
ここに来て、大きなお祭り、ダサインが火曜日から始まります。なかなか現地へ支援金を送ることが難しい昨今です。
その支援の最優先の項目は、はやり、水の確保です。シリンゲコーヒー生産者協同組合のある、シリンゲ村からバイラトン村に至る途中、道路が壊れ、水の供給が止まっていました。バイラトン水供給委員会とも相談して、水の復旧工事直前に、この国境封鎖による石油危機が発生して、現在保留中ですが、組合の若者が、応急処置をしてお祭りを迎えられるよう、努力しています。
復興は、とてもスローですが、住民の気持ちと共に前進しています。
写真は、わずかな水で洗濯するバイラトンの女性達、水の暫定復旧工事の様子のごく一部、バイラトンの仮設小屋とメンバー、村からの帰路で遭遇した地滑り。

カテゴリー: 活動 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です