大地震で村ごと土砂にのみこまれ、家族を亡くし、着の身着のままで1、2日歩き、ようやく辿り着いたこの地に一時的に避難されています。
ヌワコットの避難キャンプには250世帯、ラスワには150世帯の方々が暮らしています。
今回は食料支援に加えて、レッグウォーマーもお渡ししました。皆さん順番に並び、整備されたリストに沿って、リーダーの方が一軒一軒確認しながら渡していきました。お米などとても重たいので、若い男性がお年寄りの方々を手伝い、日々助け合いながら暮らしている様子が伝わってきました。
『レッグウォーマー、とてもあたたかいです。皆さんのことを思い出しながら履きます』笑顔で感謝の気持ちを伝えてくださいますが、お話を聞くと、
妻を亡くし、たった一人で避難キャンプで暮らしている高齢の男性、
病気を患い、呼吸が苦しく、足も痛くて歩けない方、
3歳と9歳の子どもを地震で亡くした若い女性・・・
家族を亡くし、悲しみの中ここに辿り着き、先が見えない中続いているキャンプでの生活・・・
こちらを気遣ってくださる皆さんの笑顔の奥に、どれほどの辛さ、寂しさがあるのだろうと思うと胸が苦しくなりました。
最後にラスワのリーダーの方から『本当に本当にありがとうございます。私たちの苦しみを自分のことのように思い、支援に加えて、何回も何回も会いに来て下さって、心から感謝しています』とお礼の言葉を頂きました。皆さんが、最後まで手を振って見送って下さいました。
ご支援くださっている皆様、本当にありがとうございます。これからも現地の様子をみながら支援を続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。